[9]夫は食い尽くし系|作戦成功!「おかわりある?」「あるよ」子どもと夫の食事場所を離し食事の量を確保

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前回のお話

ヒカリさんは夫フトシさんがいわゆる「食い尽くし系」なことに悩んでいました。人数分取り分けてあっても、子どもたちが食べようとしていても、フトシさんは当然のように好きなだけ、人のお皿の料理まで食べてしまうのです。しかも野菜嫌いのフトシさんの場合は何でも大量に作れば良いというわけではなく、小さく刻んだ野菜が入っているチャーハンや、肉の分量がかなり多めの肉野菜グリルなどが食卓に出た時にはたちまち不機嫌になり、フトシさんの健康や子どもたちの栄養を考えて出された料理だとヒカリさんが言うと「嫌がらせ」と怒り出して、一口も食べずに自分だけ外食に出かけてしまう一方で、今度は少なめに準備したコールスローはあっという間に食べてしまい「まだある?」とヒカリさんの分まで食べてしまうこともあってヒカリさんは頭を悩ませていました。ある日、限定品のプリンを買ったヒカリさんは、フトシさんに前もって「2つまでなら食べていいよ、でもあとは残しておいてね」とちゃんと伝えて楽しみにしていましたが、翌日、食べようとしたときには箱は空になっていました。さすがにフトシさんを責めたヒカリさんでしたが、フトシさんは全く悪びれず、むしろイライラして「食べないかと思ってもったいないから食べてあげた」「子どもたちの世話でバタバタで食べる暇がなさそうだから気を遣って食べてやった」とあり得ない言い訳をしてきた上に、「俺の稼いだ金で買ったんだから好きに食べても文句言えないだろ」と言い放ちました。

1話目から読む

「おっ!分かってきたじゃーん!」一人で食べる山盛りハンバーグに大満足

家族の分は食べずに残しておいてとちゃんと伝えていたのにフトシに食べられたプリン。たかがプリンくらいで、と言われましたが、限定品で楽しみにしていたプリン・・・。単純に楽しみだったデザートを食べられてがっかりしただけでなく、約束を破られたことやその大人げない言い訳、そして「俺が稼いだ金で買ってるんだから食べて当然」と言い放たれた私は、フトシの健康を考えたり、どうしたら家族全員が満足して楽しい食事の時間にできるかなど、考えるのも空しくなってきてしまいました。

私は別の対策を試してみることにしました。
ある日、大量に作ったハンバーグ。フトシの分はたくさん取り分けて、リビングに並べました。さっそくやってきて大好物を見つけると「おっ分かってきたじゃーん」と自分だけさっさと食べ始めたフトシ。予想通りです。私はニンマリしました。

フトシがハンバーグをかき込むのに夢中になっている間にユウヤとサラをダイニングに呼んで、フトシとは別に食べさせることにしました。ユウヤもハンバーグが大好きで「おかわりある?」と聞いてきたので、こっそりと「うん、あるよ」と耳打ちしました。

「もっと食べるなら半分こしようか」と2人仲良く食べ始めた子どもたちをほっこりした気持ちで見守っていました。「おいしいね~!」の声が本当にうれしい。家族みんなで食事するのが理想だけれど、我が家の場合は仕方がないことです。

ユウヤとサラは、「パパに取られないようにしないとだね!」「ね~っ!」と笑って楽しそうにハンバーグを食べていました。そんな声が聞こえている感じもなく、フトシはひとり黙って、リビングでひたすらガツガツとご飯をかきこむだけでした。

どれだけ言っても食べ物に執着して食べたいだけ食べ続けるフトシさんを見て、「もう体のこととか考えるのも空しい」と心の中で呟くヒカリさんが、ある日、山盛りのハンバーグをリビングに準備すると、「分かってきたじゃーん!」と満足そうに食べ出すフトシさん。子どもたちの分はおかわりもしっかり用意したヒカリさん、ガツガツ食べるフトシさんがどうか何も気づきませんように!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

最新のコメント
  • こん より

    目の前に食べ物があったら全部食べてしまう躾の悪い犬みたいな人だね。
    犬だって人間に怒られたら食べちゃっても「ヤバい怒られるー」って位にはなるのに。
    この人は何が悪いのかすらわかっていない。
    多分何かしらの障害があるのでしょうね。

  • みゃーこ より

    食い尽くし系はね、そうと分かった時点で切り捨てなきゃダメ
    根本的に自己中で他人のこと考えられないし自制心もない人種だから
    精神科の病院に連れて行って、治療に寄り添えるっていうのじゃないと、付き合ってくのは無理

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