男友達の予想外な行動にドキッ

レンが彼女に振られたことをアツシくんから聞いた直後、レンから「ミカが一番だって気づいた。会いたい。今度こそ付き合おう!俺の彼女になって!」とメールが届きました。
私、こんな簡単な女って思われてたんだ・・と落ち込んでいると、レンからのメールを黙って見つめていたアツシくんが「ちょっと貸して」と突然私のスマホを手に取りました。アツシくんは戸惑う私の肩に手を置いてぐいっと引き寄せました。

そして、おもむろにカメラを向けると無言で自分と私の写真を撮り、「私、アツシと付き合ったから。彼、すごく優しくてレンとは全然違う。だからもう連絡してこないで!!」という文章とともにツーショット写真を添付してレンに送信。

メールを送信し終えたアツシくんは「ん」と静かに頷くと、

「これでよし。はい」と言ってスマホを私に返しました。何が起こったか分からず私はぽかん。カナコとモカが「ん~?」と不思議そうに私のスマホを覗き込みました。

スマホの画面を見て、ようやくアツシくんが何をしていたのか理解した私。「え・・?」と戸惑っていると、モカとカナコが「やるぅ~」「イヤイヤ、きもいってアツシ笑」と笑顔で言い、「うるせーな」と照れながら言うアツシくん。

アツシくんは私の方に振り向くと「ミカちゃん、もし嫌なことがあったら連絡して。力になりたいから」と優しく言ってくれました。

アツシくんの優しさにドキッとしながら、私は「・・あ・・はい・・」と答えるのが精一杯でした。その後、レンから連絡が来ることはありませんでした。
レンさんが性懲りもなくミカさんを都合よく利用しようとしているのを見て、アツシさんはミカさんのスマホを手に取ると、自分とミカさんのツーショット写真を添付して「私、アツシと付き合ったから。もう連絡してこないで!」とレンさんに送りました。カナコさんとモカさんに冷やかされアツシさんは照れくさそうにしながらも「嫌なことがあったら連絡して。力になりたいから」と優しい笑顔をミカさんに向け、ミカさんも思わず赤面。アツシさんの送ってくれたメールのおかげか、その後レンさんからミカさんに連絡が来ることはありませんでした。
アツシさんはレンさんに振り回されるミカさんを見ていられなかったのですね。思い返せば、アツシさんはいつもミカさんを心配して気にかけてくれていましたよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母
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