[9]嫁の私は透明人間|息子の言葉で全てを見抜いた女将さん「しばらくは大丈夫よ」心強い味方ができた

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前回のお話

ユミさんは、義母に嫌われていることに悩んでいました。義母は家族の中でいつも自分が中心。義父と夫に世話を焼き、母として充実した日々を送っていました。結婚当初から嫌がらせはありましたが、なんとか我慢できる程度。しかし、息子のダイくんが産まれてからは、母親より自分に懐いてほしいと、ユミさんに強く当たるようになりました。さすがに我慢できなくなったユミさんは、義母の態度について夫に相談しますが、「ユミが我慢すればいい」の一点張り。まともに取り合ってもらえないと思い、考えることをやめました。とある週末、義実家に来たユミさんたち。この日も義母は終始意地悪な態度を取っていました。お昼ご飯を食べ終わると、義母は夫とダイくんにお出かけをしようと提案します。もちろんユミさんは仲間外れ。代わりにかさばるものや重いものばかりの買い物を頼んできました。文句を言わず使い走りにされるユミさん。急いで買い物を済ませて帰宅しましたが、義母たちは一向に帰ってきません。アイスや生ものを何とかしようと思い、クーラーボックスを買いに行こうとしたその時、お寿司屋さんが桶を回収しに来ました。座って泣いているユミさんを見て驚くお寿司屋さん。事の経緯を説明するとすぐにお店へ連れて行ってくれ、氷の入った発泡スチロールを用意してくれました。そうこうしていると、夫から帰宅を知らせるメッセージが。ユミさんは、女将さんに義実家まで送ってもらいました。玄関を開けると義母がやって来て「あら~遅かったわね」と嫌味を言います。すると後ろから女将さんが「こんばんは」と顔を出しました。急な女将さんの登場に驚いたのか、義母は「あらっ女将さんどうしたの?桶ならもう無かったけど」と不思議そうに言います。女将さんは「桶はもう回収したんだけど、その時お嫁さん困っていたみたいだったから・・・」と言い、アイスと生ものが入った発泡スチロールを私の代わりに義母に渡してくれました。義母は「ごめんなさい!ご迷惑をおかけして、ユミさんも連絡くれればよかったのに」と、慌てた様子で言いました。

1話目から読む

「ママのお寿司いつも無いよ?」息子の一言によって発覚する義母の悪行

お寿司屋の女将さんに送ってもらい、無事、義実家に帰ってきた私。義母はいつも通り私に嫌味を言ってきましたが、女将さんが助けたことを知ると、態度は一変。「ごめんなさい!ご迷惑をおかけして、ユミさんも連絡くれればよかったのに」と、慌てた様子で言いました。

私が女将さんと家に帰って来たからか、ダイは羨ましそうに「ママ、お寿司屋さんに行ってきたの?」と聞いてきます。「そうなの、助けてもらったの」と言うと、「ママのお寿司、いつも無いからお店で食べたの?」と一点の曇りもない目で私を見つめます。

ダイの言葉を聞いて、「え?いつも無い?」と不思議そうに問いかける女将さん。息子家族の帰省に合わせていつもお寿司を注文するのに、私の分だけ無いと言われたら不思議に思うのも無理はありません。義母は物凄いスピードでダイに駆け寄ると「もうダイちゃんったら・・・」とごまかすように笑いました。

女将さんは腰をかがめてダイに目線を合わせると「ぼくはお寿司好きなの?」と聞きました。私が「おいなりさん好きなんだよね~」と言うと、「うん、大好き!」と笑顔で答えるダイ。女将さんはダイにニコッと笑いかけ、「じゃあ、今度お店食べにきて!」と言いました。

お寿司を食べに来てと言われ「いいの?やった!」とバンザイをしながら喜ぶダイ。「ママのお寿司もある?」と聞くと、女将さんは「ママのお寿司もあるわよ~」と笑顔で答えてくれました。

「よかったね!ママもお寿司食べられるね」と喜ぶダイに、義母は顔を青ざめながら「やぁねぇダイちゃんったら・・・ママも食べてるでしょ~」と動揺した様子で言います。世間体を気にする義母・・・こんな形で嫁いびりがバレるなんて思ってもみなかったようです。

「ばーばとパパがお寿司の時、ママはいつもおにぎりだよー」ママのおにぎりも大好きと言うダイ。義母は「イヤだ~そんなことないのに・・・アハハ」とひきつった笑顔で必死に訂正します。嫁いびりを隠すことに必死な姿に、私は吹き出しそうになるのを堪えました。

「そっかそっか、ダイちゃんはママのおにぎりも好きなのね~」優しい笑顔で話しかける女将さん。「じゃあ今度ばーばがママのお寿司頼み忘れちゃったら、ママとお店に来て!おいしいお寿司作っておくね」とダイに言いました。

お店があるからと帰ろうとする女将さんに、私はあらためてお礼を言います。すると、私にだけ聞こえる声で「あなたも大変ね、何かあったらすぐにお店に来なさい、でもしばらくは大丈夫なはずよ」と言いました。女将さんは、義母が私にしていることを察してくれたうえで、私を助けてくれたのです。

ユミさんが女将さんと帰って来たからか、ダイくんは羨ましそうに「ママのお寿司、いつも無いからお店で食べたの?」と言います。ダイくんの言葉を聞いて、「え?いつも無い?」と不思議そうに問いかける女将さん。「ばーばとパパがお寿司の時、ママはいつもおにぎりだよー」とダイくんが言うと、義母は「イヤだ~そんなことないのに・・・アハハ」とひきつった笑顔で訂正します。女将さんは優しい顔でダイに笑いかけると「じゃあ今度ばーばがママのお寿司頼み忘れちゃったら、ママとお店に来て!」と言いました。お店があるからと帰る支度をする女将さんに、ユミさんはあらためてお礼を言います。すると、小さな声で「あなたも大変ね、何かあったらすぐにお店に来なさい、でもしばらくは大丈夫なはずよ」と言いました。女将さんは、義母がユミさんにしていることを察してくれたうえで、助けてくれたのです。
義母の悪事を見抜いて、スマートに解決へと導いてくれた女将さん・・・素敵です!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • まきまき より

    ホント、皆さん書いてられるけど、さっさと絶縁すれば
    いいのに。自分を粗末に扱う人に尽くす必要なんて、
    一つもありません❗️
    ついでに、役に立たない旦那も捨ててやれ〜。

  • みゅう より

    息子くん、よう言った❗
    寿司屋の女将さん意地悪義母の嫁いびり拡散希望です

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