「僕も父さんと住む」息子の発言に驚く両親それぞれの気持ち

私たち夫婦が離婚すること、夫はエリカさんとの間に子どもができ再婚することを子ども達に伝えました。するとジュリは、夫とエリカさんの家に住むと言い出し、困惑する夫に「私たちのこと愛してるって言ったじゃん」と迫り夫はタジタジ。そして、受験生のカンタはこのまま家にいた方がいいとジュリが言うと、夫が気まずそうに「この家は売ろうかと思っている」と言いました。

すると、これまで私たちの話を黙って聞いていたカンタが口を開き「僕も父さんと住むよ」と決意したように言いました。ジュリだけでなくカンタまで・・？カンタのまさかの選択に夫は目が点になっていましたが、私は「うそっ・・カンタもパパがいいの？」と子ども達が二人とも私よりも夫を選んだことがショックで堪りませんでした。

「カンタ来年受験だよ？エリカさん、出産もあるしカンタのお世話大丈夫かな？」とジュリが心配そうに言うと、カンタは「でも・・お父さんとお母さんが離婚するなら仕方ないでしょ？」とポツリ。それを聞いたジュリは「そっか。まぁ、パパがすればいいしね」と言い、

「とりあえず、お弁当は作らないといけないから。パパ頑張れる？」と夫の家に住むことを前提にどんどん話を進めていくジュリ。「ちょ・・ちょっと待って」と焦る夫に、ジュリは強い口調で「何を？」と聞き返しました。

「ジュリとカンタが住む話だよ」と、どんどん進んでいく同居話をなんとか一旦止めようとする夫に「え？どうして？」と詰め寄るジュリ。夫は「エリカは妊娠してるんだ」と言って、エリカさんの妊娠を理由にジュリとカンタと一緒に住むことは難しいと主張すると、

「うん。だから？」とジュリは一歩も引きません。「だから・・あの・・２人が一緒に住むなら自立してもらわないと」としどろもどろの夫に「え？なんで？」とジュリは質問攻め。ジュリはそんなに夫と住みたいの・・？二人のやり取りを聞いていた私は悲しくなってしまいました。

リナさんと離婚して妊娠中のエリカさんと再婚するとケイさんが子ども達に話すと、娘のジュリちゃんがケイさん達の新居に住むと言い出し、息子のカンタくんまでも「僕も父さんと住むよ」と言い出しました。自分とカンタくんがケイさんの家に住む前提でどんどん話を進めていくジュリちゃんにケイさんは大慌て。断る理由としてエリカさんの妊娠を挙げますが、ジュリちゃんは「うん。だから？」と取り合いません。ジュリちゃんに何とか考え直してもらいたいケイさんは「一緒に住むなら自立してもらわないと」と条件を出しますが、「え？なんで？」とジュリちゃんはケイさんを質問攻めにします。
ケイさんは口では子ども達を愛していると言っていますが、一緒に住みたいと言うジュリちゃんとカンタくんの言葉に明らかに動揺していますよね。なんとかして子ども達との同居を阻止したい気持ちが滲み出てしまっています。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。