[30]クズ男に恋した私|遊びに仕事に充実した日々!そんななか届いた1件の通知に青ざめる

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前回のお話

引っ込み思案なミカさんは、大学のインカレサークルでレンさんと出会います。距離を縮めて告白するも過去の恋愛を理由に「一番好きだけど付き合えない」とフラれてしまいますが、想い続けていれば彼女になれるはず、と曖昧な関係を続けました。それから時が経ち、ミカさんは社会人に、レンさんは大学を中退して遊び歩く毎日。それでもミカさんはレンさんを信じて、スーツを買ったり食事をご馳走したりして支えていました。しかしある日アツシさんから、レンさんにとって自分は都合のいい女であることを知らされます。信じたくないミカさんはレンさんにメッセージを送りますが、返信どころか既読にもなりませんでした。連絡がつかないまま2週間が過ぎた頃、アツシさんから「レンがバスケに来る」という情報を仕入れます。仕事終わりに体育館に行くと、レンさんの隣には知らない女性の姿が。ミカさんは自分が今まで騙されていたことを悟りました。翌日、心身ともに疲労して会社を休んだミカさんは、コンビニでバスケサークルにいた2人の女性と遭遇します。昨日の辛い出来事を思い出して泣き出すミカさんを、2人は優しく介抱してくれました。夜通し飲んで歌って喋ったミカさんたち。失恋してへこんでいた気持ちが嘘だったかのように、ミカさんの心は晴れやかになっていました。気持ちよさそうに空を眺めるミカさんに、「ミカ!連絡先交換しよ、いつでも呼びな」とカナコさんが言います。隣にいたモカさんも「うちらもう友達じゃんね!」と嬉しい言葉をかけてくれました。その日はちゃんと仕事に行き、帰るとカナコさんとモカさんから早速連絡がきていました。たわいもない話をしていると、モカさんから「週末、また会わない?」とお誘いが。ミカさんが恐る恐る「私もいいんですか?」と聞くと、2人は「当たり前じゃん!」と言ってくれました。

1話目から読む

フラれた悲しさなんて思い出す暇もないくらい目まぐるしく過ぎる毎日

レンにフラれて傷心した私を、夜通し元気づけてくれたカナコとモカ。レンへの恋心は実りませんでしたが、その代わり素敵な友達ができて本当に嬉しかったです。仕事をこなし、レンからの連絡を待つだけの毎日から、私の生活は一変しました。

それからというもの、カナコもモカも、私が寂しくないようにいつも連絡をくれるようになりました。平日はメッセージのやり取り、週末は予定を合わせて3人で会うことが当たり前に。カラオケに行ったり飲んだりしているうちに、失恋の傷はすっかり癒えていました。

会社でもできることが増え、少しずつですが仕事を任されるように。フラれた悲しさなんて思い出す暇もないくらい、目まぐるしく過ぎる毎日。レンがいなくても私は全然やっていける、そう思うことが増えていきました。

レンにフラれて、カナコとモカと友達になってから3か月が経ちました。この日も、いつものように3人で集まり、カフェで女子トークを楽しんでいた私たち。すると、カナコのスマホにピコンッと1件の通知が届きました。

カナコはスマホの画面に表示された通知を見るなり、「うわっ」と低い声で言いました。嫌そうに眉をしかめるカナコを見て、私とモカが「どうした?」と聞くと、「いや・・・」と画面から目を逸らしました。

何があったか話そうとしないカナコ。私とモカはますます内容が気になり、身を乗り出しながら「なになに?」と声をかけました。しかし、それでもカナコは無言を貫きます。

すると、次はモカのスマホに通知が届きました。モカはスマホを手に取ると、カナコと同じような顔をしながら「・・・うわ」とこぼしました。「え・・・なになに??」2人の反応に、私はますます内容が気になってしまいます。

何を見てあんな顔をしているんだろう・・・一向に何も話さない2人を見てやきもきしていると、今度は私のスマホがピコンッと鳴りました。表示された画面を見て、私は顔を青ざめながら「・・・これ」と言いました。

カナコさんとモカさんは、ミカさんが寂しくないようにいつも連絡をくれるようになりました。もうすっかり友達になった3人。カラオケに行ったり飲んだりしているうちに、ミカさんの失恋の傷はすっかり癒えていました。それから3か月。いつものように集まり、カフェで女子トークを楽しんでいたミカさんたち。すると、カナコさんのスマホに1件の通知が届きました。カナコさんはスマホの画面を見るなり、「うわっ」と低い声で言いました。嫌そうに眉をしかめるカナコさんを見て、ミカさんとモカさんが「どうした?」と聞きますが、何も言わないカナコさん。すると、次はモカさんのスマホに通知が届きました。モカさんも、カナコさんと同じような顔をしながら「・・・うわ」と一言。何を見てあんな顔をしているんだろう・・・一向に何も話さない2人を見てやきもきしていると、今度はミカさんのスマホが鳴りました。表示された画面を見て、ミカさんは思わず引いてしまいます。
3人のもとに届いた通知。それぞれのリアクションを見ると、良い内容ではないことは確かですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母

最新のコメント
  • みゅん より

    彼女に捨てられて、またタカろうと必死。
    もう無視❗無視❗

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