フラれた悲しさなんて思い出す暇もないくらい目まぐるしく過ぎる毎日

レンにフラれて傷心した私を、夜通し元気づけてくれたカナコとモカ。レンへの恋心は実りませんでしたが、その代わり素敵な友達ができて本当に嬉しかったです。仕事をこなし、レンからの連絡を待つだけの毎日から、私の生活は一変しました。
それからというもの、カナコもモカも、私が寂しくないようにいつも連絡をくれるようになりました。平日はメッセージのやり取り、週末は予定を合わせて3人で会うことが当たり前に。カラオケに行ったり飲んだりしているうちに、失恋の傷はすっかり癒えていました。

会社でもできることが増え、少しずつですが仕事を任されるように。フラれた悲しさなんて思い出す暇もないくらい、目まぐるしく過ぎる毎日。レンがいなくても私は全然やっていける、そう思うことが増えていきました。

レンにフラれて、カナコとモカと友達になってから3か月が経ちました。この日も、いつものように3人で集まり、カフェで女子トークを楽しんでいた私たち。すると、カナコのスマホにピコンッと1件の通知が届きました。

カナコはスマホの画面に表示された通知を見るなり、「うわっ」と低い声で言いました。嫌そうに眉をしかめるカナコを見て、私とモカが「どうした?」と聞くと、「いや・・・」と画面から目を逸らしました。

何があったか話そうとしないカナコ。私とモカはますます内容が気になり、身を乗り出しながら「なになに?」と声をかけました。しかし、それでもカナコは無言を貫きます。

すると、次はモカのスマホに通知が届きました。モカはスマホを手に取ると、カナコと同じような顔をしながら「・・・うわ」とこぼしました。「え・・・なになに??」2人の反応に、私はますます内容が気になってしまいます。

何を見てあんな顔をしているんだろう・・・一向に何も話さない2人を見てやきもきしていると、今度は私のスマホがピコンッと鳴りました。表示された画面を見て、私は顔を青ざめながら「・・・これ」と言いました。
カナコさんとモカさんは、ミカさんが寂しくないようにいつも連絡をくれるようになりました。もうすっかり友達になった3人。カラオケに行ったり飲んだりしているうちに、ミカさんの失恋の傷はすっかり癒えていました。それから3か月。いつものように集まり、カフェで女子トークを楽しんでいたミカさんたち。すると、カナコさんのスマホに1件の通知が届きました。カナコさんはスマホの画面を見るなり、「うわっ」と低い声で言いました。嫌そうに眉をしかめるカナコさんを見て、ミカさんとモカさんが「どうした?」と聞きますが、何も言わないカナコさん。すると、次はモカさんのスマホに通知が届きました。モカさんも、カナコさんと同じような顔をしながら「・・・うわ」と一言。何を見てあんな顔をしているんだろう・・・一向に何も話さない2人を見てやきもきしていると、今度はミカさんのスマホが鳴りました。表示された画面を見て、ミカさんは思わず引いてしまいます。
3人のもとに届いた通知。それぞれのリアクションを見ると、良い内容ではないことは確かですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)


彼女に捨てられて、またタカろうと必死。
もう無視❗無視❗