「ちゃんとしてから付き合いたい」言葉の裏に隠された彼の本音。

就職活動が落ち着いた頃、レンから呼び出された私は、単位が足りず大学を卒業できないことを知らされました。「やっぱりダメだよなオレって、ミカに嫌われるな、年上なのにまだ大学生で・・・」と落ち込んだ様子で話すレン。私はとっさに、「嫌いになんてならないよ!大丈夫だよ」と言います。

レンはうつむきながら「ミカは優しいね、しっかりしてるし、自立してて・・・ミカと付き合う人は幸せだろうね」とつぶやきます。私に相応しい人は他にいるみたいな言い方に、私は思わず「どうしてそんなこと言うの?私はレンと一緒にいたいんだよ?」と必死になってしまいました。

「オレなんて、就職もできてないしお金も稼げないから、ミカを幸せにする自信ないよ・・・だからミカもオレじゃないほうがいいよ」と話すレン。がやがやと騒がしい店内で、レンの言葉だけがはっきりと私の耳に届きました。

「どうしてそんなこと言うの?イヤだよ・・・?」私は消え入りそうな声で伝えます。私が一緒にいたいのはレンだけ。それ以外の人なんて考えられない・・・。すると、レンの口から「オレが大学卒業して就職したら、一緒に住めるかな?」という言葉が。

レンの言葉に、私は勢い良くうつむいていた顔を上げ、「一緒にいてくれるの?」と言いました。「オレ、ちゃんとしてからミカと付き合いたい・・・それでもいい?」いつになく真剣な眼差しに、私の目には涙が浮かびます。

「うん、うん!嬉しい!一緒にいるだけで幸せだから!」私は笑って答えました。レンの口から「付き合いたい」という言葉が出てきたこと、レンとこの先も一緒にいられること、それだけで私は十分安心することができたのです。
就職活動が落ち着いた頃、レンさんから呼び出されたミカさんは、単位が足りず大学を卒業できないことを知らされました。「ミカに嫌われるな、年上なのにまだ大学生で・・・」と落ち込んだ様子で話すレンさん。ミカさんはとっさに、「嫌いになんてならないよ!大丈夫だよ」と言います。レンさんはうつむきながら「ミカと付き合う人は幸せだろうね」とつぶやきます。ミカさんに相応しい人は他にいるみたいな言い方に、思わず「どうしてそんなこと言うの?私はレンと一緒にいたいんだよ?」と声を荒げます。すると、レンさんの口から「オレが大学卒業して就職したら、一緒に住めるかな?」という言葉が。ミカさんはうつむいていた顔を上げ、「一緒にいてくれるの?」と言いました。「ちゃんとしてからミカと付き合いたい・・・それでもいい?」いつになく真剣な眼差しに、ミカさんは「うん!一緒にいるだけで幸せだから!」と答えました。レンさんの口から「付き合いたい」という言葉が出てきたこと、この先も一緒にいられること、それだけでミカさんは十分安心することができました。
大学の単位も取れず、就職活動もろくにしないレンさん。ミカさんの気持ちを利用する気満々な気がしますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母
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