「あいつはみんなに優しいから」男友達の言葉にムッとする私。

女友達の相談に乗るからと、レンに置いて行かれた私。1人で立ち尽くしていると「あれミカちゃん、今日はひとり?」とレンの友達のアツシさんに声をかけられました。「レンは友達の相談に乗るって話してて」と言うと、「あー・・・」と何かを察したように言いました。

「ミカちゃんってレンと付き合ってるんだっけ?」とストレートに聞いてくるアツシさん。私が一番触れてほしくないことに平気で踏み込んでくる彼にイラッとした私は、「いえ・・・まだですけど」と低い声で答えました。

アツシさんは、「そっか、レンとは付き合えそう?」とまたまたド直球に聞いてきます。デリカシーのない質問に私はムッとして「どういう意味ですか?」と答えました。すると「ミカちゃんはレンといて悲しくならない?」と言いました。

「ならないですよ?すごい優しいですし・・・」私は頬を赤くしながら言いました。レンは私の事を一番に想ってくれているし、今日あの子を優先したのだって、相談に乗ってほしいと頼まれたから仕方なく行っただけ。

アツシさんは「ははっ」と笑い、「みんなに、でしょ?優しいのは」と嫌味な言い方をします。私はバカにされたような気がして、「どうしてそんなこと言うんですか?私のことは一番って言ってくれてます!」と言い返しました。

「一番ねぇ・・・」と疑うように言うアツシさん。レンとの関係を否定されたように感じ、頭にきた私は「私たちのこと知らないくせに、そんなこと言わないでください!」と言い捨て、その場から立ち去りました。

私達のことを何も知らないアツシさんに関係を否定されたことが悔しくて、私は怒りにまかせて夢中で走りました。だけど頭の隅では、アツシさんが言っていたこと全部を否定できない自分がいることも事実でした。

帰宅した私は、「また連絡するね」というレンの言葉を信じて待ち続けました。しかし、その日レンから連絡が来ることはありませんでした。「レンといて悲しくならない?」アツシさんの言葉が頭の中を反芻します。
女友達の相談に乗るからと、レンさんに置いて行かれたミカさん。1人で立ち尽くしていると「今日はひとり?」とレンさんの友達のアツシさんに声をかけられました。「レンは友達の相談に乗るって話してて」と言うと、「ミカちゃんはレンと付き合ってるんだっけ?」とストレートな質問。一番触れてほしくないことに平気で踏み込んできた彼にイラッとしたミカさんは、「いえ・・・まだですけど」と低い声で返答します。「レンとは付き合えそう?」とまたまたド直球に聞くアツシさんに「どういう意味ですか?」と答えると、「ミカちゃんはレンといて悲しくならない?」と想定外の質問を投げかけられます。「ならないですよ?すごい優しいですし」と答えると、アツシさんは「みんなに、でしょ?優しいのは」と笑いながら言いました。ミカさんはバカにされたような気がして、「私たちのこと知らないくせに、そんなこと言わないでください!」と言い、その場から立ち去りました。アツシさんにレンさんとの関係を否定されたことが悔しくて、ミカさんは怒りにまかせて夢中で走りました。だけど頭の隅では、アツシさんが言っていたこと全部を否定できない自分がいました。結局、その日レンさんから連絡が来ることはありませんでした。
ミカさんがレンさんを想う気持ちが強くなっていく一方、レンさんの対応は徐々に雑になっていきます。恋は盲目と言いますが、こんな扱いをされてミカさんは本当に幸せなんですかね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母
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