「早く『あのこと』を話さなくちゃ」実母の気になるワード


私は母の誕生日に毎年花を贈っていました。それは結婚してからもずっと・・。
この日も、家族でいつものお花屋さんへ行き、花が大好きな母が喜ぶ顔を想像しながらどれにしようか選んでいました。

娘ののと夫の海斗の3人でお花屋さんへ。
「どれにする?」海斗の言葉に、「前に毎年胡蝶蘭がいいって言ってたけど・・」私がそう答えると、「このたくさんお花が咲いてるのがいい~」とののが言いました。

無事プレゼントのお花を買い、「よしっ!じゃあ行こうか!」海斗がそう言うと、「わーい!!久しぶりにおばあちゃんに会える!」とののもわくわく。「今日はおばあちゃんの誕生日なんだから、おねだりせずにたくさんお祝いしようね!ののわかった?」と私はののに言い聞かせました。

そして実家へ。
「いらっしゃ~い!待ってたよ~」と笑顔で出迎えてくれるお母さんに、「おばあちゃ~ん!!お誕生日おめでとう~」とののがお祝いすると、

「みんな元気そうでよかった!ののちゃん、後で本屋さん行こうか?」お母さんの言葉に、「やったー!おばあちゃん大スキー」とテンションの上がるののちゃん。
「もう~おねだりしない!!おばあちゃんのお誕生日なんだからお祝いしなきゃ!」ののにもう一度そう言い聞かせました。

その後、「おばあちゃ~ん、テレビみてもいい~?」ののがそう言うと、「もちろん、いいわよ!」とお母さんが言った後、

「2人ともコーヒーでいい?早く『あのこと』を話さなくちゃと思ってたのよ。さ、座って座って!」と素早くコーヒーを淹れてくれました。そんなに急いで何事かと思っていると、

「海斗さん・・お母さんのことすみませんでした。あんなに怒らせてしまって・・」申し訳なさそうに謝るお母さんに、「・・?母がどうかしましたか?」海斗がそうたずねるのと同時に、「え!?何??一体何があったの!?」慌ててそう言いながら、

「え・・怒らせた!?私何かやらかした!?最近義母と話してもいないのに・・・。っていうかなんでお母さんが知ってるの?」と頭の中で義母のことをずっと考えていました。
毎年自分のお母さんの誕生日に花を贈っていた小夜さん。今年も同じように家族3人で花を選んで実家へ。お母さんはいつも通り喜んでくれたものの、「あのこと」を話さなきゃとお母さんはソワソワ。あらたまると「海斗さん、お母さんのことすみませんでした。あんなに怒らせてしまって・・」と謝るお母さんにビックリ!いろんな思いが頭を駆け巡る小夜さん、何かやらかした!?と不安になるのも当然ですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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