[3]離婚と秘密|妊娠できない妻に激怒「何のために結婚したのよ!」役目を果たさないと義母が責める

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前回のお話

エリートサラリーマンで長男のつかささんと結婚し、都内に購入したマンションで専業主婦として愛するつかささんを支え、穏やかに暮らしていたカオルさん。結婚7年目で子宝に恵まれず夫つかささんと一緒に不妊治療を頑張っていたつもりでしたが、ある日突然、つかささんに離婚を切り出されました。早く子どもが欲しかったと言うつかささんには、実は別に女性がいて、その人が妊娠8ヶ月と知り、カオルさんはショックを隠し切れません。「もう私のことは好きじゃないの?」とたずねると、「カオルのことは好きだよ。でも子どもが欲しかった」と言って去るつかささんを見て、「お義母様もそれを望んでいたのね」とカオルさんは絶望的な気分になりました。

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「絶対に跡継ぎを産んで欲しいの」義母の頑なな願い

突然のつかさに離婚を切り出されて動揺を隠せない私。一緒に不妊治療を頑張っていたのになぜなのかと問い詰めると、自分の子供が早く欲しかったと繰り返しました。私の感情を無視して淡々と離婚の話を進めるつかさの子どもを妊娠している女性がいて、さらにつかさの実家に住んでいると知りショックを受けました。

あれは7年前のと結婚式のときのこと。
「おめでとう!」みんなに祝福された私。夫のつかさはエリートサラリーマン。ゆくゆくは長男として、実家の家業を継ぐことが決まっていました。

「カオルさんには絶対に跡継ぎを産んで欲しいの」義母にそう言われ、「あはは・・」と笑うしかない私。「大丈夫だよ。まだ時間はあるだろ?」となだめるように言うつかさに、「・・そうよね。これからよね」と義母が言いました。

その後、義実家に行った際、「お久しぶりで・・」私が話し終わる前に、「また妊娠の報告じゃないのね」と言う義母。「・・授かりものですから・・」と答えると、「ねぇ!分かってるの?あなたの役目!何のために結婚したのよ!」義母に詰め寄られ、「すみません・・」としか言えませんでした。

そして、「病院には行ったの?行ってないならさっさと行きなさい」と義母に言われ、病院を探すも、「ここは費用が・・」「ここは遠い・・」「ここは方針が・・」となかなか条件に合うところが見つからず、「どうして私には子どもができないの?」と考え込んでしまいました。

そして不妊治療を始めた私たち。検査の日には「検査結果、一緒に聞きに行けそう?」とたずねるも、「ごめん。1人で行ってきて。結果だけ教えて」つかさにそう言われ、「うん・・・分かった」と答えて病院へ。先生の話もなかなか耳に入ってきませんでした。

そして手渡された紙を見て、「そんな・・嘘でしょ?」と絶句してしまいました。

結婚式の時のこと。エリートサラリーマンで将来は家業を継ぐことが決まっているつかさんとの結婚で「絶対に跡継ぎを産んで欲しい」と義母に言われたカオルさんは苦笑い。なかなか授からないカオルさんに「何のために結婚したのよ!」と激怒する義母に驚きました。
その後、検査結果をカオルさん1で人聞きに行くこととなり不安に。先生に渡された紙を見て「そんな・・嘘でしょ」と呟くカオルさん、「結果だけ教えて」というつかささんを信用できそうにありませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。

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