[27]女に学歴はいらない|義両親と数年ぶりの再会「久しぶりすぎて気づかなかった」一言目から嫌味全開の義母

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前回のお話

女性に学歴は必要ない、家のことは女性がやるものという男尊女卑の考えが強い義両親は、大学院卒で仕事もしているモエさんを良く思っておらず嫌味ばかり。夫のタケルさんもモエさんを庇うどころか義両親や自分を立てるように言い、反発するモエさんを責めました。我慢できなくなったモエさんは絶縁宣言をして義実家に行かなくなりましたが、娘のマヒロちゃんが行きたいと言うなら義実家に行かせることを夫のタケルさんと約束。マヒロちゃんと話したい義母はよく電話をかけてきましたが、電話でもモエさんの悪口ばかりでマヒロちゃんは嫌な気持ちになり電話に出たがらなくなります。そんなある日、気が進まないながらもタケルさんに説得されて義実家へ行ったマヒロちゃんは、義母から女の子だからという理由でお手伝いをするよう言われたり、男の子のいとこばかりを優先する義母の言動に傷つきます。タケルさんはそんな義母に反論するどころか「おばあちゃんの言うことを聞け」と言い、マヒロちゃんの味方をしてくれませんでした。これがきっかけでマヒロちゃんは「もうおばあちゃんの家に行きたくない」と言い、モエさんだけでなくマヒロちゃんも義実家と疎遠になりました。

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数年ぶりの再会でも嫌味全開

家のことは女がやるもの、男の人は外で働いているからやらなくていい、女に学歴はいらない、という男尊女卑の考えの義両親を受け入れられず疎遠になった私とマヒロ。あれから数年が経ち、マヒロが大学生になったときに義実家側の親族の結婚式に呼ばれました。タケルのいとこセイジさんの息子キョウヘイくんの結婚式です。

マヒロは気が進まないようでしたが「ママが行くなら・・」と言いました。すると「あ~。なんかモエにも来て欲しいって話してたよ。母さん」とタケルが言うので「え?お義母さんが?」と驚きました。

私に嫌味ばかり言っていたお義母さんが私に来て欲しいなんて・・本当かしら?と半信半疑で出席を迷っていると、タケルが「ずっとさ~俺だけ帰ってたけど、今回は家族で出席しよう。うちの親もさ~もういい歳だし。なっ、なっ!お願い。披露宴だけ。なっ、なっ!」と言いました。

タケルがあまりにもお願いするので「私とマヒロの泊まる場所、旅館とかでもいいなら」と条件を出すと、タケルは「うん、うん。それでいい」と言ってすぐに「じゃ、母さんたちに話しておくわ~」と意気揚々と義母に連絡していました。すると「ママ?大丈夫?」マヒロが心配そうに聞いてきました。

「マヒロこそ。でも、何か言われたらママのところにすぐ言いに来てね」と言うと、「大丈夫。私も何か言われたら言い返すから大丈夫だよ」とマヒロが力強く言いました。そこへ義母との電話を終えたタケルが「いや~。母さんがモエが来るって言ったら驚いてたわ」と呑気に言いながら戻って来ました。来てと言っておきながら私が行くと知って驚くなんて・・どういうこと??やっぱり義母の考えていることはよく分かりません。

そしてキョウヘイくんの披露宴当日。「あらっモエさん。久しぶりすぎてモエさんって気づかなかったわ~」と数年ぶりに会っても一言目から嫌味全開の義母に、私も負けじと「私もです。お義母さん、人生の深みがお顔に現れていて誰かわかりませんでした」と笑顔で返しました。

モエさんとマヒロちゃんが義実家と疎遠になって数年後、タケルさん側の親族の結婚式があると連絡をもらい、出席することに気が進まないマヒロちゃんは「ママが行くなら行く」と言いました。するとタケルさんが「母さんがモエにも来て欲しいって話してたよ」と言い「今回は家族で出席しよう」と懇願するので、義実家に泊まらないという条件で渋々出席を決めたモエさん。そして披露宴当日。数年ぶりに会った義母は相変わらず嫌味全開で、モエさんも顔を引きつらせながら笑顔で応戦しました。
タケルさんはどうしてもモエさんとマヒロちゃんを披露宴に連れていきたかったようですね。モエさんやマヒロちゃんが嫌な思いをしないようにちゃんと守ってくれるのでしょうか。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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