[4]クズ男に恋した私|彼の予定に振り回されてゆっくり眠れない。クズ男に沼り始める私。

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前回のお話

引っ込み思案で人見知りな大学一年生のミカさんは、インカレサークルでレンさんと出会います。コミュ力が高く周りへの気遣いもできるレンさんにミカさんが恋に落ちるまで、時間はかかりませんでした。知り合ってしばらくが経ち2人で会う約束も増えてきた頃、ミカさんは思い切ってレンさんに告白しますが、過去の恋愛のトラウマを理由に断られてしまします。「付き合えなくても今と変わらず仲良くしてほしい」とレンさんに言われたミカさんは、好きな気持ちを消せないまま友人としての関係を続けることにしました。しかし、映画に行ったり、ランチをしたり、たまにはお泊りもあったり・・・誰がどう見ても彼女のような存在なのに、なぜ恋人になれないんだろう・・・という気持ちがふつふつと沸き上がります。曖昧な関係に納得がいかないミカさんは、レンさんに「私は彼女じゃないの?」と問いかけます。しかし、レンさんの気持ちはあの時から変わりません。「ごめんね」と申し訳なさそうに謝る姿に、そんな悲しい顔をされたら私は何も言えなくなるじゃない・・・と言いたい気持ちをぐっと堪え、ミカさんは「ううん」と首を振りました。曖昧な関係でも、自分を一番大切にしてくれるなら彼女になれなくても平気。ミカさんはそう言い聞かせながら、レンさんと次の約束を取り付けました。

1話目から読む

「飲み会の後に家にいくね」いくら待っても来ない返信。

今日は休日。家でゆっくりと過ごしていた私は、レンに「明日会える?」とメッセージを送ります。引っ込み思案で人見知りな性格の私は、友達と呼べる人は多くありません。そのこともあって休みの日は基本的にレンのために予定を空けていました。メッセージを送ると、すぐに「ごめん、明日はフットサルのメンバーと飲み会があるんだ、夜遅くなってもいいなら家に行くよ?」と返信が。

レンに会えるだけで私の心は満たされます。すぐさま「うん、待ってるね!」と返信しました。レンとの約束を取り付けた私は、髪を整えたり部屋を片付けたりして、レンからいつ連絡が来てもいいように準備します。

それから時間が経ち、時刻は午前3時になりました。いくら待ってもレンからの返信はありません。「まだ、飲み会終わらないのかな・・・」私はスマホの画面をじっと見つめます。本当に来てくれるのかな?家に来るって言ったこと自体忘れてる?そんな考えがぐるぐると頭の中を巡ります。

それからさらに時間が経ち、時刻は午前6時。いつの間にか眠ってしまった私は、スマホの光で目を覚ましました。眠気眼をこすりながら画面を見ると、レンから「起きてる?今から行ってもいい?」と連絡が来ていました。

嬉しくて一気に眠気が覚めた私は、がばっと勢いよく飛び起き「うん!大丈夫!」と返信しました。遅くなったけど約束通りちゃんと家に来てくれる・・・それだけでレンから大切にされている気がしました。

レンから連絡をもらった私は、「お腹空かせてたりするかな・・・シャワー浴びるかな?えぇと服は・・・」なんて独り言を言いながら、レンを迎える準備をします。嬉しくて嬉しくて、どんどん彼のことが好きになっていきました。

休日、家でゆっくりと過ごしていたミカさんは、レンさんに「明日会える?」とメッセージを送ります。すると「明日はフットサルのメンバーと飲み会があるんだ、夜遅くなってもいいなら家に行くよ?」と返信が。ミカさんはすぐに「うん、待ってるね!」と返信しました。それから数時間が経ち、時刻は午前3時。いくら待ってもレンさんからの返信はありません。「まだ飲み会終わらないのかな・・・」ミカさんはスマホの画面をじっと見つめます。本当に来てくれるのかな?そんな考えが頭の中をぐるぐると巡ります。それからさらに時間が経ち、時刻は午前6時。いつの間にか眠ってしまったミカさんは、スマホの光で目を覚まします。眠気眼をこすりながら画面を見ると、レンさんから「起きてる?今から行ってもいい?」と連絡が来ていました。ミカさんは勢いよく飛び起き「うん!大丈夫!」と返信しました。遅くなったけど約束通りちゃんと家に来てくれる、それだけでレンさんから大切にされている気がしました。
レンさんの都合に振り回されるミカさん・・・都合のいい女になっている気がしますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母2

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