[12完]奨学金で結婚を渋られた私|元カレの母と遭遇「幸せそうで良かったわ」恨めしそうに呟いて去る

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前回のお話

奨学金を借りて大学進学したまひろさんは上京してひとり暮らし。実家は仕送りが難しく、学業と並行してアルバイトを掛け持ちし節約しながら暮らしていました。その頃アルバイト先で知り合って付き合い始めたタモツさんには金銭的に負担をかけないよう気を使っていたものの、光熱費や交際費の出費が予算オーバーになり、もっと節約を頑張ろうとするまひろさんとは裏腹にタモツさんはやりたい放題。ある日タモツさんのお母さんに招待され家を訪れたまひろさんは、奨学金は借金だと否定されショックを受けました。それから数か月後、些細なケンカからタモツさんと別れることに。「もう好きなひとなんていらない・・」と思っていた数年後、「結婚を前提に付き合ってください!」彼ヨウスケさんに告白され、「奨学金が・・借金があるんです」が断るも、「それが断る理由?」と、すぐにも家族に合わせたいと意気込む様子。後日ヨウスケさんの家を訪れたまひろさんが、以前のトラウマから「また反対されたら・・」と恐怖を感じていると、「私も同じだったんだよ」とヨウスケさんのお父さんが言ってくれ、優しい言葉に涙が溢れるまひろさんは、ヨウスケさんと結婚。数年後、大きなお腹を抱えたまひろさんをヨウスケさんが気遣っていると、「あら・・」と声を掛けられました。

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「ご結婚されたのね」元カレの母が大きくなったお腹をチラリ

「奨学金があるからと言って負い目に感じてほしくない」ヨウスケのお父さんの優しい言葉に安心し、数年後、ヨウスケと結婚しました。それから数年が経ちお腹には赤ちゃんが。優しく気遣うヨウスケと二人で歩いていると、「あら・・」と誰かに声を掛けられました。

「・・まひろさん?」声を掛けた女性は「分かるかしら?私のこと・・」そう言われ、「あ・・」と思わず声が。目の前にいたのはタモツのお母さんだったのです。

タモツのお母さんは、私のお腹をちらっと見た後、「・・ご結婚されたのね」と言い、「あ・・はい・・」と返事をすると、

「・・そう・・幸せそうで良かったわ・・それじゃ・・」そう言って歩いて行ってしまいました。

すると、「知り合い?」ヨウスケに聞かれ、「・・うん。昔の・・」と答えた後、「あっ、これ食べたいな」と言うと、「おっ!いいね!買おう!」ヨウスケも賛成してくれました。

その頃、タモツさんの家では・・。
「待望の初孫です!」「おめでとう~!!」同級生とのグループチャットに書き込まれた初孫誕生の文字をじっと見つめるお母さん。その横では、「母さ~ん。今日の夕飯なに~??」ソファに寝っ転がりスマホ片手にテレビのリモコンを操る息子。お母さんは無言で恨めしそうに見つめるのでした。

デパ地下で声を掛けて来たのはタモツさんのお母さんでした。驚くまひろさんのお腹を見たあと、「幸せそうで良かったわ」そう言って去って行ったお母さんをじっと見つめるまひろさん。その隣にはそっと寄り添うヨウスケさんの姿がありました。同じ頃、初孫誕生という同級生からお知らせをじっと見つめるタモツさんのお母さん。そんなお母さんにはお構いなしに、「今日の夕飯なに~??」とリビングのソファでだらだらするタモツさん、お母さんはちょっぴり情けない気持ちになったのかもしれませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

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