[2]クズ男に恋した私|「好きだけど付き合えない」お互い両想いなのに恋人になれない理由

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前回のお話

引っ込み思案で人見知りな大学一年生のミカさんは、インカレサークルでレンさんと出会います。コミュ力が高くて周りへの気遣いもできるレンさんは、サークルに馴染めていない人にも積極的に声をかけ、どんどん仲のいい人を作っていきます。ミカさんもそんな彼に声をかけてもらった一人でした。目が合って焦るミカさんに「初めまして。オレはレン。名前は?」と気さくに話しかけるレンさん。ミカさんは緊張しながら「ミカです・・」と答えました。引っ込み思案で自分からグイグイ行けるタイプではないミカさんにとって、レンさんは救いの手を差し伸べてくれる王子様のような存在でした。「サークルの連絡とかあるから連絡先教えて」と言われ、ドキドキしながら連絡先を交換。そこからレンさんとのメッセージのやり取りが始まりました。レンさんから頻繁にくる連絡に戸惑いながらも、優しい言葉と気を遣ってもらっている居心地のよさを感じ・・・ミカさんはどんどんレンさんに惹かれていきます。

1話目から読む

過去の恋愛のトラウマが、2人の恋の邪魔をする。

インカレサークルで、コミュ力が高く、周りへの気遣いもできるレン君と出会った私。はじめは頻繁にくる連絡に戸惑っていましたが、彼の優しい言葉と気遣いに徐々に惹かれていきました。知り合ってしばらくが経ち、2人で会う約束も増えてきた頃、気持ちを抑えきれなくなった私は思い切ってレン君に告白しました。

一瞬驚いた表情を見せるレン君。緊張と恥ずかしさで顔を赤くする私に、「オレも好きだよ」と欲しかった返事をくれました。しかし、「でも、オレ・・・いつも付き合った人にフラれるんだ・・・」と悲しそうな表情で言いました。

「ミカちゃんにもフラれるかもしれないって思うと付き合うのが怖い、だから付き合えない、ごめん」と申し訳なさそうに下を向きながら話すレン君。いつもの明るい雰囲気とは違う悲しそうな表情に、胸がぎゅっと締め付けられました。

私はとっさに「私は今までの彼女と違うよ?レン君のこと嫌いになることなんてない!」と言いましたが、レン君の気持ちは変わりません。「ミカちゃんありがとう、でもごめん、付き合えない」と言い、私をそっと抱き寄せました。お互い好き同士なのに恋人になれないなんて・・・私の目には涙が浮かんでいました。

「付き合えなくても、今と変わらず仲良くしてくれる?」そう言ったレン君。私は「うん・・・これからもよろしくね」と、フラれたショックを隠すように笑って返事をしました。恋は実らなかったけど、これからもレン君のそばにいられる・・・それだけで十分幸せだと自分に言い聞かせました。

インカレサークルで、コミュ力が高く、周りへの気遣いもできるレンさんと出会ったミカさん。はじめは頻繁にくる連絡に戸惑っていましたが、レンさんの優しい言葉と気遣いに徐々に惹かれていき、知り合ってしばらくが経った頃、思い切ってレンさんに告白しました。一瞬驚いた表情を見せるレンさん。「オレも好きだよ」とミカさんの欲しかった返事をくれましたが、「でもオレ、いつも付き合った人にフラれるんだ・・・ミカちゃんにもフラれるかもしれないって思うと付き合うのが怖い、だから付き合えない」と悲しそうに言いました。ミカさんは「私は今までの彼女と違うよ?」と伝えますが、レンさんの気持ちは変わりません。「付き合えなくても、今と変わらず仲良くしてくれる?」と言うレンさんに、「うん・・・これからもよろしくね」とフラれたショックを隠すように笑って返事をしました。
お互い好き同士なのに、過去の辛い経験が邪魔をして恋人になれなかった2人。これからは恋愛抜きに、友人として関係を深めていくことになると思いますが、ミカさんの気持ちを考えると辛いですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。

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