「ママが悪いの?」子どもながらに感じる違和感

モエさんが土曜日に仕事に行っているときにおばあちゃんと電話で話していたマヒロちゃんは、おばあちゃんからモエさんの悪口をたくさん聞かされ、おばあちゃんがなぜママを悪く言うのか分からず戸惑っていました。
電話を切った後、マヒロちゃんが「パパ?おばあちゃんとママって仲が悪いの?」と聞くと、タケルさんは「あ~。ママがな~。おばあちゃんの言うこと聞かないから」とモエさんに原因があるかのように答えたので、マヒロちゃんは「それはママが悪いの?」と聞き返しました。

タケルさんは「ん~。そうだな。パパもおばあちゃんの言うこと聞いてってお願いしてるけど、ママがな~」と、言うことを聞かないモエさんが悪いと説明。マヒロちゃんは「・・そうなんだ。でもママがおばあちゃんの悪口言ったの聞いたことないよ?」とパパの説明にあまり納得がいかない様子。

「それに、私、ママが働いてるの嫌じゃないし。なんか、おばあちゃんと話すのちょっとヤダな」大好きなママを悪く言われて悲しくなってしまったマヒロちゃんはおばあちゃんとの電話が憂鬱だと打ち明けますが、タケルさんは「えーなんで!?おばあちゃん、マヒロと話すの楽しみにしてるじゃん」とマヒロちゃんの気持ちを無視して母親を喜ばせることを優先。「おばあちゃんが楽しみにしてる」と言われたマヒロちゃんはそれ以上は嫌と言えず「う・・ん」と暗い表情で答えました。

それ以降、マヒロちゃんはおばあちゃんからの電話を避けるようになりました。タケルさんが「おばあちゃんから電話だよ~」とやってくると「あっ・・トイレ行くからまた後で」と言ったり、別の日には「今、宿題してるから後で」と言ったり、何かと理由をつけてできるだけ電話に出ないようになったマヒロちゃん。

ある日、「今度、おばあちゃんが遊びに来ないかって」とパパに言われたマヒロちゃんは「行かなくてもいい?」と聞きました。タケルさんは「どうして?おばあちゃん会いたがってるから行こうよ!なっ?なっ?」と必死に説得。断り切れなかったマヒロちゃんは、気が進まないながらも「・・うん」と答えるしかありませんでした。
マヒロちゃんは仕事を頑張っているママが好きですが、おばあちゃんが仕事をしているママを悪く言うのでおばあちゃんと話すのが憂鬱になってしまいました。おばあちゃんからは頻繁に電話がかかってきましたが、マヒロちゃんは何かと理由をつけて電話を断ることが増えました。そんなある日、パパからおばあちゃんの家に行こうと誘われたマヒロちゃんは「行かなくてもいい?」と行きたくない気持ちを伝えますが、パパに説得され仕方なくおばあちゃんの家に行くことになってしまいました。
何も悪いことをしていないママが悪く言われてばかりで悲しくなってしまいますよね。タケルさんはモエさんだけでなくマヒロちゃんの気持ちにも寄り添ってくれないのですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

