[23]女に学歴はいらない|「あんな母親でかわいそう」幼い娘の前で嫁の悪口を言う義母

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前回のお話

結婚の挨拶でタケルさんの実家を訪れたときにモエさんが大学院卒だと聞いた義両親は「だからこの歳まで結婚できなかったのね」「子どもはちゃんと産めるのか?」と言うなど、女性に学歴は必要ないと信じて疑わない人たちでした。事あるごとに失礼な発言をする義両親とはうまく付き合えないと感じたモエさんは、「娘が会いたいなら行くけど義実家には泊まらない」「自分の両親の前で私に強気に出るのをやめてほしい」という2つの条件付きで、義両親に会うことを約束します。それから数年が経ち、マヒロちゃんが小学3年になった頃、義実家に向かうことに。しかし、自分だけでなくマヒロちゃんにも古い考えを主張する義両親に限界を感じたモエさんは、縁を切ることを伝えて義実家を後にしました。その後、タケルさんに「マヒロが義実家に行きたいと言うなら連れて行ってもいいけど、行きたくないなら行かせるつもりはない」と、義両親との今後の付き合い方について話すも、タケルさんは「どうせ俺の実家には行かないようにってマヒロに吹き込むでしょ?」とモエさんを信用していない様子。どこまでもモエさんを悪者扱いする態度に怒りがこみ上げましたが、ぐっと堪え「吹き込むことはしない、あなたの両親がマヒロにどんな対応をするかで変わる」と伝えました。その結果、モエさんは今後一切義両親と会わなくてすむようになりましたが、タケルさんの希望で、マヒロちゃんだけは今後も義両親と付き合っていくことになったのです。

1話目から読む

「ママがあんな感じだと大変よね」幼い娘相手に母親の悪口を言う義母

夫タケルとの話し合いの結果、私は義両親と会わなくてすむようになりましたが、マヒロは定期的に連絡を取り合っているようでした。この日も、マヒロはタケルのスマホを使って、義母とテレビ通話を楽しんでいます。

「今日ママは?」という義母の問いかけに、「ママ?今日はお仕事だよ」と答えるマヒロ。すると義母は、ありえないと言った様子で「土曜日なのに?マヒロちゃんを置いて?」と言いました。予想外の反応に、マヒロから「えっ・・・」と驚く声が漏れます。

「ママが今の仕事をしていなかったら、マヒロちゃんとずっと一緒にいられるのにねぇ~」とため息をつきながら言う義母に、マヒロは「でも、パパがいるよ?」とフォローします。すると「パパはお仕事が大変なんだから休日は休ませてあげないと」と言う義母。マヒロは、ママだってお仕事を頑張っているのになんでパパばかり褒めるんだろう・・・?と不思議に思いながらも会話を続けます。

「マヒロちゃんも大変よね~ママがあんな感じだと」義母の悪口は止まりません。マヒロは戸惑いながらも、「別に大変じゃないよ」と義母の言葉を否定するも、「いいのよ我慢しなくても、嫌なら嫌ってママに言った方がいいわよ」と、マヒロの気持ちを決めつけるように話し続けます。

なんでおばあちゃんは、私がママを嫌がっているかのように話すんだろう・・・?マヒロは疑問に思いながら「嫌じゃないよ私」と本心を伝えます。しかし、義母は「自分の意見も言えないように言われてるの?モエさんが母親でかわいそう」と悪口を続けるばかりです。

タケルさんとの話し合いの結果、義両親と会わなくてすむようになったモエさんでしたが、マヒロちゃんは義母と定期的に連絡を取り合っていました。「今日ママは?」という義母の問いかけに、「ママ?今日はお仕事だよ」と答えるマヒロちゃん。すると義母は、ありえないと言った様子で「ママが今の仕事をしていなかったら、マヒロちゃんとずっと一緒にいられるのにねぇ」と一言。マヒロちゃんが「でも、パパがいるよ?」とフォローするも、「パパはお仕事が大変なんだから休日は休ませてあげないと」と、タケルさんばかりを気にかけます。マヒロちゃんは、ママだってお仕事を頑張っているのになんでパパばかり褒めるんだろう?と疑問に思います。「嫌な事は嫌ってママに言った方がいいわよ」と、マヒロちゃんの気持ちを決めつけるように話す義母に「嫌じゃないよ私」と本心を伝えるも、「自分の意見も言えないように言われてるの?モエさんが母親でかわいそう」と悪口を返されるばかりです。
幼い子供相手に嫁の悪口を言い続ける義母。ここまでくると、どちらが子供か分からなくなりますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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