[19]嫁に泣かされた話|涙の訴えも息子夫婦には届かない。「これからはちゃんとします」と軽くあしらわれる

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前回のお話

嫁アミさんの強い希望もあり、息子夫婦に押し切られる形でショウさん、アミさん、3歳の孫コウくんとの半年間のお試し同居を決めたヨシコさん。息子家族とは適度な距離を保って自分の時間も大切にしたいと考えるヨシコさんは、同居をしても自分たちのことは自分たちで、とルールを決めますが、同居が始まってみるとアミさんもショウさんも家事育児をほとんどヨシコさんに頼ってろくに感謝もせず、ヨシコさんは息子夫婦に振り回されっぱなしの毎日。ストレスが大きくなったヨシコさんは同居解消を申し出ますが、家が見つかるまで待ってほしいと言われヨシコさんは仕方なく了承。しかし、それ以降もアミさんは何かと理由をつけて家事をヨシコさんにやらせたり頻繁にコウくんのお世話を頼むので、ヨシコさんが「ルールを守ってほしい」と言うと、アミさんは同居がいかに自分にメリットがあるかを熱弁し「いいことだらけじゃないですかぁ」とにっこり。自分のことしか考えていないアミさんに改めて「私を利用するなら同居を解消してほしい」と伝えると、別居したら自分が家事育児をしないといけなくなって大変だから嫌だと悪びれず言うのでついにヨシコさんは我慢の限界。「いい加減にしなさい!」と叱り飛ばし出かけようとするヨシコさんに、これから予定があるからコウくんを預かってほしいと食い下がるアミさん。怒り心頭のヨシコさんは「もう私を頼りにしないで!」と言って家を出ました。

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「これからはちゃんとするんで~」義母の涙の訴えも軽く受け流す嫁

身勝手すぎるアミちゃんに腹を立てた私は、コウくんを預かってほしいというアミちゃんのお願いを無視して出かけ、同居したことを後悔しながらある人に電話をかけました。

しばらくして家に帰ると、ホッとしたように「良かった~。帰ってきた」とショウが言いました。さっきの腹立たしさがまだ残っている私は「そりゃ帰りますよ。私の家だもの」と素っ気なく返事。

そして、「とりあえず、出て行ってほしいのよ。家を探すって言って探してないでしょ?ショウ」と切り出すと、案の定ショウは「え・・」と言葉に詰まり動揺。やはりその場しのぎのことを言って出て行く気などなかったのです。「もう、限界」

アミちゃんは自分が楽をするために私を利用したいだけ。ショウも私を便利な存在だと思っているだけで私の言うことを真剣に聞いてくれない。私は悲しくなってしまい、気づくとぼろぼろと涙があふれていました。私の涙を見ても、ショウは「泣くほどのこと?息子夫婦と暮らせるんだよ?」とやはり何もわかっていない様子。私は「あなた達は私を利用してるだけでしょ?ショウの育て方、間違えたって今思ってる」と涙ながらに言いました。

すると、「そんなことないですよぉ~。ショウくんちゃんと育ってますよっ!」となぜかアミちゃんに慰められ、「それに困った時にお願いしてるだけだし~。これからはちゃんとするんで~」とさらりと言われました。やっぱり、アミちゃんにも何も伝わっていないようです。

その時、ピンポーンとインターホンが鳴りました。「誰だろ?はーい」と玄関に向かったアミちゃんは、玄関を開けると「げっ!!」と驚いて目を見開きました。

家に帰ったヨシコさんは、「出て行ってほしい」と改めてショウさんに伝えました。以前伝えた時に家が見つかるまで待ってほしいと言っていたショウさんが全く家を探していなかったことも分かり、ヨシコさんは呆れるやら腹立たしいやら・・。悲しくなってしまったヨシコさんは涙ながらに「あなた達は私を利用してるだけでしょ?ショウの育て方を間違えた」と思いを吐露しますが、ショウさんは「泣くほどのこと?」とヨシコさんが大げさだとでもいうような態度で、アミさんも「これからはちゃんとするんで~」と軽く言うだけでした。
ヨシコさんが涙ながらに訴えても事の重大さが分かっていないショウさんとアミさん。二人にはなかなかヨシコさんの気持ちが伝わりませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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