この期に及んで義両親の肩を持つ夫。

学歴の高さを理由に嫌味な態度を取る義両親に限界を感じた私は、「これをもって縁を切らせていただきます」と言い捨て、義実家を後にしました。しかし、夫のタケルは「どうして口答えしたんだよ、なだめるの大変だったんだよ」と、この期に及んでまだ義両親の味方をします。私とマヒロがあの家でどんな気持ちになったのか、この人は分かっていないみたい。

タケルは少し呆れた様子で、「学歴のことすごく気にしすぎじゃない?無くても幸せな人はたくさんいるだろ?」と言いました。私も学歴がすべてとは思っていません。タケルの言う通り、学歴が無くても幸せに暮らしている人はたくさんいます。だけど私が言いたいのはそうじゃない。

私はタケルに、「学歴があるからと言ってあんな風に言われる筋合いはない、はじめから必要ないって決められるのはおかしい」と自分の考えを伝えました。「男は外で働き、女は家を守る」という古い考えに囚われて、マヒロの人生の選択幅を狭めることは親としてしたくないし、ましてやそれを他人から強要される筋合いもありません。

「それに、私は自分がやりたいことがあって勉強してきただけなのに、あんな風に言われる筋合いはない」と自分の気持ちを伝えました。やりたいことを実現するために努力することの何が悪いのか。女性だからという理由だけで、なぜそこまで制限されなければならないのか。

しかし、タケルは「そうですね~って聞き流せばいいじゃん、俺の顔を立てるとか、どうしてできないの?」と全く響いていない様子。義両親とそっくりな態度に、私は思わず下を向いて黙り込んでしまいました。
学歴の高さを理由に嫌味な態度を取る義両親に限界を感じたモエさんは、「縁を切らせていただきます」と言い捨て、義実家を後にしました。しかし、タケルさんは「どうして母さん達に口答えしたんだよ、学歴が無くても幸せな人はたくさんいるだろ?」と、義両親の肩を持ちます。確かに、タケルさんの言う通り、学歴が無くても幸せに暮らしている人はたくさんいます。だけどモエさんが言いたいのはそうではありません。「学歴があるからと言ってあんな風に言われる筋合いはない、はじめから必要ないって決められるのはおかしい」と自分の考えを伝えました。「男は外で働き、女は家を守る」という古い考えに囚われて、マヒロちゃんの人生の選択幅を狭めることはしたくないし、ましてやそれを他人から強要される筋合いもありません。女性だからという理由だけで、なぜそこまで制限されなければならないのでしょうか。しかし、タケルさんは「そうですね~って聞き流せばいいじゃん、俺の顔を立てるとか、どうしてできないの?」と全く響いていない様子。義両親とそっくりな態度に、モエさんは思わず下を向いて黙り込んでしまいます。
これだけ自分の想いを伝えても、分かってくれない夫。「この親にしてこの子あり」とはこの事かと思ったモエさんでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
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