[8]夫の嫌いなところ|妻の反撃開始。食べないから作らない、散らかされても「気づかなかった」と放置

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前回のお話

ナズナさんは、夫ツカサさんの自分勝手でナズナさん任せの行動に辟易していました。野菜嫌いのツカサさんは、どんなに細かく刻んであっても野菜を皿の箸へチマチマとよけたり、夕飯が食べたい気分ではないメニューだと、「食べるものがない」と言って、作ったナズナさんの目の前で平気でカップラーメンを食べます。それに昨夜の残りのおかずが食卓に並ぶと文句を言ったり、帰ってきて脱ぎっぱなしのまま廊下に放置している洗濯物は、「後で片付ける」と言って片付けたためしがありません。翌朝になって当然のように「これ片付けといて」と言い残してさっさと家を出てしまうのです。ある日義母が突然訪れたと思ったら、「今日、母さん来るよ」と来てから言われ、ナズナさんは慌ててリビングに散乱しているペットボトルを片付けました。もちろんナズナさんが散らかした物ではありませんが、ツカサさんは何度言ってもペットボトルをあちこちに置いたままにしているのです。ところがその様子を見た義母はナズナさんに苦言。ツカサさんは昔から片付けが苦手なので、ナズナさんがすぐにやればいいと言うのです。それを聞いていたツカサさんも母親に便乗して、「ちゃんとしなよ」と言い放ったので、ナズナさんは唖然とし、もう無理、と思ったのでした。

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気づかなかった、知らなかったで反撃開始

「ただいま~。あ~疲れた」いつものセリフとともに、ツカサが帰宅しました。キッチンで後片付けをしている私のところに来た時にはTシャツとズボン姿のツカサ。また廊下に脱ぎ散らかしてきていることは明らかです。「あれ?夕飯は?」と聞かれたので「あ~今日は野菜料理だったから食べたよ?」とサラリと答えました。

驚いたように「俺の分は?」と聞くツカサに「え?だって野菜とか入ってると食べないじゃん、いつも」とこちらこそ驚いたように伝えました。

「何だよそれ?もういいよ!自分で作るから」と不貞腐れて、ツカサはカップラーメンにお湯を注ぎだしました。いつもそれ食べているじゃない、私が作っていても。と内心思いました。

次の日、帰宅したツカサは目の前の光景にギョッとしました。昨夜脱ぎ捨てて廊下に放置していた洗濯物が少しも動かされることなく放置されたママになっていたからです。

慌ててリビングに来て「ちょ、朝片付けておいてねって話したよね?」と文句を言うツカサに、私は「ごめん気づかなかったよ。廊下にあったんだ~。知らなかった」としれっと言い放ちました。

家の中が散らかっていても「俺は気にならない」「気づいた人がやればいい」といって自分事と思っていないツカサさんに、ナズナさんも「きづかなかった」で対応することにしました。また、せっかく作っても食べずにカップラーメンを食べるツカサさんの夕飯は、最初から作らないことにしたのです。ナズナさんの対応の変化にはすぐに気付くツカサさん。自分のしてきたことが、とうとう返ってきましたね。

※本コンテンツ内の画像の一部は、生成AI(Adobe Firefly)を利用して作成しています。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:YUKA
3人の子持ちのイラストレーターです。教員免許あり
育児理論を分かりやすくして漫画にしています。

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