[15]女に学歴はいらない|母に感謝「嫁に来たのに自分の家族を優先するのか?って怒ってる」夫にうんざり

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前回のお話

結婚が決まりタケルさんの実家に挨拶に行った時から、女性を見下すような態度や失礼な言動の義両親、それに両親の前だと急にエラそうに妻を見下す態度になるタケルさんに違和感を持ったモエさん。タケルさんを信じて結婚したものの、披露宴でも義両親とタケルさんの態度は変わらない上に義母が突然マイクを握り「モエさんには将来家を手伝ってもらう」と勝手に宣言したことから、離婚も覚悟で義両親とは縁を切るとタケルさんに宣言したモエさん。世間体を気にするタケルさんは離婚は絶対に反対、そして両親にはモエさんが縁を切ると言っていることを伝えられないまま時は過ぎ、娘マヒロちゃんが誕生。生後間もなく、タケルさんはマヒロちゃんを両親に見せたいあまりにモエさんには黙って両親を家に呼び、1週間泊まる、ベッドを使ってもらうからモエはソファでいいよねなどと勝手なことを決め、やってきた義両親は相変わらず嫌味ばかりでお手伝いさんのように扱われたモエさんは、マヒロちゃんを連れて家を出てお母さんに電話、優しいお母さんの言葉に思わず涙を流しながら実家に到着した後、「この結婚しなきゃよかった」と本音をお母さんに話しているとタケルさんから電話が。お母さんが出ようとすると「もしもし??今どこだよ!」とタケルさんの怒鳴る声が聞こえました。

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「もうご両親には会いたくないって伝えていい」もう限界

実家に帰り「私、この結婚しなきゃよかった。結婚して『女に学歴なんて・・』って言われるって想像もしなかった」と母に本音を話しているとタケルさんからメッセージと電話が。お母さんがスマホを預かって電話に出ると、大きな声で「今どこだよ!」と言うタケルの声が聞こえました。

「もしもし?タケル君?」母がそう言うと、「え??お義母さん??」と驚くタケル。すると、「ごめんなさいね~。ちょっとお父さん具合悪くなって」と母が切り出すと、

「え!?」とビックリしているタケルに、「昨日、連絡したのよ。お父さんのことが落ち着くまでこっちにいさせるわね。ごめんなさいね。迷惑かけて」母の言葉に、「あっ・・いえ、大丈夫です」と言うタケルに、「帰る時にまた連絡するわね~」と笑いながら言い電話を切る母。

「ありがとう。お母さん」と言うと、「いいの。いいの」と笑顔の母。すると、ピロンとまたメッセージが。「どういうこと?うちの母さんが、嫁に来たのに自分の実家を優先するのかって怒ってるんだけど?」とタケルから。

「ほら・・こういうのを平気で送ってくるんだよね。お義母さんたちがいると」そう言って、タケルからのメッセージを母に見せると、「お義母さんたちがいると、ちょっと強気になるのね」と母が言いました。

そして、「うん。優先するよ。自分の親を。とりあえず、もうタケルの両親には会いたくないって伝えていいから。早く帰ってもらってね」とメッセージを打って、タケルに送りました。

タケルさんからの電話に出たお母さんは、「お父さんの具合が悪いからモエに来てもらった」と話を作り、モエさんがすぐに帰らなくてもいいようにしてくれました。そう言われ、タケルさんはすごすごと引き下がったかと思いきや、義母に言われたことをまんまメッセージで伝えるタケルさんにうんざりするモエさん。本当、タケルさんの行動に、納得できることが一つもありませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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