[13]女に学歴はいらない|勝手に泊まってベッドを使い、ご飯を作れと怒る義両親が無理すぎて実家に逃げた

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前回のお話

タケルさんとの結婚が決まり、タケルさんの実家に挨拶に行った時から、女性を見下すような態度や失礼な言動の義両親、それに両親の前だと急にエラそうに妻を見下す態度になるタケルさんに違和感を持ったモエさん。タケルさんにハッキリ伝え、言いくるめられる形でタケルさんを信じて結婚したものの、披露宴でも義両親とタケルさんの態度は変わらないうえに義母が突然マイクを握り「モエさんには将来家を手伝ってもらう」と勝手に宣言したのでモエさんは離婚も覚悟で義両親とは縁を切るとタケルさんに宣言しました。世間体を気にするタケルさんは離婚は絶対に反対、そして両親にはモエさんが縁を切ると言っていることを伝えられずに時は過ぎ、娘マヒロちゃんが生まれました。生後間もなく、タケルさんはマヒロちゃんを両親に見せたいあまりにモエさんには黙って両親を家に呼び、1週間泊まる、ベッドを使ってもらうからモエはソファでいいよねなどと勝手なことを決めたうえに、やってきた義両親は相変わらず嫌味ばかりでモエさんをお手伝いさんのように扱うのでした。モエさんはマヒロちゃんを連れて家を出ました。

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実家に帰ろう。何も聞かず受け入れてくれた母の優しさに涙

義両親と夫タケルの態度は、私を蔑ろにして自分たちの思い通りにならないと「気が利かない」「これだから大学院では」と見下したり嫌味ばかりで耐えられず、「夕飯の準備まだできてないの?」と怒られましたが私はマヒロを連れて家を出ました。勝手に家に泊まるって決めて、しかも私たちのベッドを使うなんてムリ。私は実家に帰ろうかなと思い母に電話をしました。

いつもの明るい母の声。「もちろん大丈夫よ。マヒロちゃんも来る?」と聞かれ「うん。荷物あんまりないんだけど・・・いい?」言いながら涙が出てきてしまいました。母は泣いている私に気づいていたと思いますが何も聞かず、ただ「大丈夫大丈夫。準備しておくから」とだけ言ってくれました。

「駅まで迎えに行くから。」という、ただただ優しい母の声に、心からホッとして「ありがとう」と言いました。

次の日、新幹線と在来線を乗り継いで実家に帰った私を「マヒロちゃーん。こんなに遠くまで来てくれてありがとうね。」と母は喜んでくれました。そして「いいのよ~。ゆっくりして行けば。」とだけ言ってくれました。そうしている間にも、ピロンピロンとなり止まない私のスマホ。

全てメッセージはタケルからのものでした。『いつまで帰ってこないつもり?』『母さんたちかなり怒ってるけど?』『謝るなら今だよ?』などなど。私は一切返事をしませんでした。

モエさんがマヒロちゃんを連れて出て行ってしまったので、当然夕飯をモエさんが作ると思っているタケルさんとタケルさんの両親はご立腹ですが、モエさんは義両親が帰るまでは家に戻らないとタケルさんに伝えました。モエさんはなかなか帰り辛い状況を作ってしまったかもしれませんね。けれど、タケルさんともう一度しっかり話し合った方が良さそうですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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