[10]嫁に泣かされた話|調子いいことばかり言う嫁は料理をしない。勝手な要望ばかり叶えて行く息子夫婦

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前回のお話

息子ショウさんの妻アミさんが、いきなり3歳の息子コウくんと3人で引越してきたいと言い出して驚いた義母ヨシコさん。アミさんの話を聞くと、自分がやりたい株や投資、セミナー参加の時間にコウくんを預けたい、それに家事をやりたくないだけのように聞こえたので、ヨシコさんは不安要素を並べて同居を回避しようとしますがアミさんの強い希望に押しきられて、とりあえず半年間のお試し同居をすることになり、ヨシコさんの家へ引越してきました。ヨシコさんは家のルールとして基本的には自分たちのことは自分たちでやるように伝えますが、ショウさんもアミさんも、先ずは朝食を「後片付けはするから」と言ってヨシコさんに押し付ける割に、何かと理由をつけて片付けもやらないのでした。アミさんが急に用事があると言って出かけてしまい、夜ご飯の時間になっても帰らないので、ショウさんに頼まれてショウさんとコウくんに夕飯を作ったヨシコさんは、アミさんは料理が苦手だから、夜ご飯も作って欲しいとショウさんに交渉されます。後片付けはすると主張するショウさん。ちょうどその時にようやくアミさんも帰ってきました。

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朝食も夕飯も結局押し付けられる義母

ショウとコウくんが夕飯を食べていると、やっとアミちゃんが帰ってきました。食卓を見るなり「あれ?なにお義母さんのごはん?えっいいな~」と目を輝かせました。嫌な予感。「私も食べたい!ひとくちひとくち」とショウに言いました。

そして「おいし~。お義母さん、美味しい~」とわざとらしく感動してみせました。「あ、ありがとう。」私はもう苦笑いしか出てきませんでした。ショウがすかさず「これから母さんに料理してもらえないか交渉してる」なんて言うから。

アミちゃんはさらにキラキラした顔で「ショウ!ナイスじゃーん。」と言うや否や「お義母さんの料理、私も食べたいです!」と迫ってきました。「そんな凝ったもの作れないし。」と言っても、こういう時のアミちゃんの押しの強さと言ったら。「材料とか私達買ってくるんで!」と、またいつもの『お願い』交渉が始まりました。

「でも」と躊躇する私に「私が料理上手になるまででいいんで!!料理教えてください!」と言うのですが、それいつになるの?上手になる気がしないのですが。「でも」と言いかけた私を遮って「お願いします。」とアミちゃんはもう決まったことのように言いました。

翌朝。起きてきたショウたちは、朝ご飯ができているととても喜んでいました。アミちゃんなんて、「私、ちょっと固い目玉焼きがいいです!」と、ちゃっかり好みまで。やれやれ。結局やってあげてしまう私です。

とうとう朝食も夕飯も、ヨシコさんの担当になってしまいました。食材を買ってきて、後片付けをすると言ったショウさんとアミさんですが、そんな約束は本当に守られるのか怪しいものです。ダメ!嫌!と断るとコウくんの食事はどうなってしまうのだろうというお祖母ちゃんとしての心配はわかりますが、このままではアミちゃんの料理は決して上達しませんよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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