[7]嫁に泣かされた話|無邪気を通り越して厚かましい。なにかと理由をつけては家事を義母に押し付ける嫁

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前回のお話

息子ショウさんの妻アミさんの強い押しに負ける形で半年間のお試し同居を始めたヨシコさん。3歳の孫コウくんを連れて3人で引越してきた息子夫婦に、ヨシコさんは家のルールを伝えます。コウくんのお世話は基本アミちゃん、ご飯は自分たちの分は自分たちで作る、自分の部屋は自分で掃除、お風呂掃除は最後の人、トイレ掃除は定期的に・・・など、最低限のルールのつもりでしたが渋るアミさん。最終的には「はーい」と言っていたものの不安が残るヨシコさんです。翌朝、ヨシコさんが朝食を食べている時に起きてきたショウさんが、「朝ごはんある?」とさっそくルール違反。よし子さんも、ご飯と味噌汁、納豆くらいならあると言ってしまった上に、目玉焼きもリクエストしたショウさんを甘やかせてしまいました。ショウさんが仕事に出るタイミングで起きてきたアミさんは、朝ご飯を作るからとコウくんのお世話をヨシコさんに任せます。そしてほどなく、何故かフライパンから炎が上がるのでした。料理をあまりしないというアミさんは普段はトーストとコーヒーが朝食だそうで、コウくんのことが心配になったヨシコさんです。

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同居のルールを守らない嫁

朝食の準備をし始めたアミちゃんが握るフライパンから炎が上がってドン引きした私。料理をあまりしないとしつつも「お義母さんの目玉焼き美味しそうだから作ってみたくって」と言うアミちゃんは、「でも目玉焼きで火が出ると思わなかった~、ビックリ~」と笑いました。いや、私もよ。初めてよ、こんなこと。

これ以上火を出されてはたまらないので「じゃ、明日からいつも通りのトーストとコーヒーにしたらだどうかしら?」と言ってみると、「えー。お義母さんが食べてるご飯の方がいいです~。」と言い出しました。この流れ、もうなんか想像できます。「後片付けするんで!!作って欲しいです~」とアミちゃんは言いました。

「約束が・・・」と言いかけた私に被せて「お願いします!食べたーい」と、キラキラした目をされて、また押されてしまった私。「簡単な物しか作らないわよ。後、後片付けは本当にしてね。」と言ってしまいました。

次の日、みんなの朝食を準備すると、ショウもアミちゃんも大喜びでした。「じゃ、片付けは自分たちでお願いしますね。」と部屋を出ようとすると。

コウくんの泣き声が聞こえてきました。すぐにアミちゃんが反応して「お義母さん!」と呼び止められました。「今日だけ片付け免除でいいですか?」と言ってきたのです。「え?」私は目を丸くしました。コウくんがチョット泣いただけでしょ?「あっでも泣き止んでからでも・・・」私が言い終わらないうちに、「今日、この後予定があって。すみませ~ん」と言うアミちゃんは、もう既に片づけをする気がないことがまるわかりでした。

後片付けの交換条件を出してもコウくんが泣いていることを理由に結局やらないとなると、この先が思いやられますね。ヨシコさんが引き受けてしまうのでどんどんアミさんの思い通りになっていきそうな予感です。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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