突然来た義両親は産後の嫁を労わるどころかダメ出しばかり

生後1ヶ月のマヒロのお世話で精一杯な私のことなどお構いなしにタケルが義両親を家に招きました。私はそれを知らされたのは当日で、しかも義両親は1週間我が家に泊まるそうです。突然押しかけてきた義両親の嫌味や失礼な発言を受け流していると、すぐにお茶を出さなかったことに対し義母が「気が利かないわね~」と溜息。望んでもいない訪問者になぜ私がお茶を出さなくてはいけないのでしょうか?作り笑顔で「ちょっと体調が悪くて」と言うと、義父は呆れたように「体調が悪いくらいでお茶も淹れられないのか?」と言い、「私なんてね、陣痛が来た時にお父さんのお昼を準備してから産院行ったのよ~」と義母が誇らしげに言いました。

義両親に嫌味を言われても私は頑なに動きませんでした。私が怒っていることを察したタケルがサッと立ち上がると、すかさず義母が「タケルは座ってなさい。モエさんがやるの。嫁の仕事よ?」と言ってお茶を淹れに行こうとするタケルを止めました。

義両親は「お前はまだモエさんを躾けられてないのか?」「だから学歴がある子は生意気って言われるのよ?」「モエさん、今からタケルの言うことを聞いておかないとこっちに帰ってきた時に苦労するぞ」と口々に私を責めました。

私は何も答えず、スマホを取りだして調べ物を始めました。「ちょっと。返事もしないでスマホを触るの?失礼じゃない?」と義母はご立腹ですが構いません。私はブツブツ文句を言う義母を無視してタケルにメッセージを送りました。

私がタケルに送ったのは近くのホテルのサイト。久々に義両親に会ってやっぱりこの人たちとはうまくやっていけないと痛感した私は、この家に1週間も義両親が泊まることが耐えられなくてホテルを予約したのです。私が支払いまでする義理はないので現地払いにしました。予約済みのホテルのサイトとともに『早く出て行け』と送ったメッセージを見たタケルは慌てた様子で私の顔を見ていました。
タケルさんがモエさんに内緒で義両親を招いたことを知ってか知らずか、モエさんがお茶を出さなかっただけで嫌味や小言が止まらない義両親。嫁がやって当然、妻は夫に従って当然という考えの義両親にうんざりのモエさんは、義両親の話しをスルーして近くのホテルを予約しました。
自分たちが招かれざる客だという認識は義両親には全くないようですね。こんな人たちと1週間も一緒に生活するなんて考えただけでゾッとしますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
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