嬉しい!彼は私との結婚をちゃんと考えてくれていた

曖昧な関係が続いていたヒロトさんに彼女がいたと知った直後に妊娠が発覚したアユミさん。恐る恐るヒロトさんに妊娠を打ち明けようとすると、ヒロトさんがスマホでブライダルフェアについて調べているのが偶然見えました。アユミさんは、ヒロトさんが妊娠に気付いて結婚について考えてくれているのかと思い「もしかして私が妊娠してたって知ってた?」と聞きますが、ヒロトさんは「えっ!?」と驚いた表情。「ちがうの?じゃ、それって」と困惑するアユミさんに、焦ったように「あっ。いや・・妊娠とか関係なく考えてて」と言うヒロトさん。「ほんと?ほんとに?私との結婚を考えてくれていたの?」と驚くアユミさんに、ヒロトさんは「うん・・」と笑顔で答えました。

ついさっきまでは不安でいっぱいだったアユミさんですが「付き合おうって言われてなかったけど、私とのことちゃんと考えてくれてたんだ。嬉しい!」と喜びを噛みしめました。そこからはとんとん拍子に事が運び、忙しいながらも楽しい結婚準備が始まりました。

幸せいっぱいなアユミさんですが、時折ヒロトさんが物思いにふけっているのが気になっていました。「最近、なんか考えてる?」と心配するアユミさんに、ヒロトさんは「ん?あぁ・・なんか結婚の準備って色々決めることがあって大変なんだな~って」と笑って答えました。「確かにそうかも。大事なところは2人で決めたいけど、その他の事は私がやろうか?」とヒロトさんを気遣うアユミさん。

「それだとアユミが大変でしょ?」と遠慮するヒロトさんに「ううん。大丈夫だよ。仕事も忙しいんでしょ?」と一人でできる準備は快く引き受けたアユミさん。その後も順調に結婚の準備は進んでいきましたが、やはりヒロトさんは時折考え込むような様子があり、アユミさんは気になりました。

「そういえば、ヒロトの住んでいる所に1回も行った事ない。会社の人とシェアしてるって話してたけど・・。その人のことも紹介してくれない。何かあるのかな」ヒロトさんの様子が気になっていたアユミさんは、結婚も決まったのにヒロトさんが住んでいるところも同居している人も紹介してくれないことを疑問に思い始めました。
マイさんと行くためのブライダルフェアのサイトを見ているところをアユミさんに見られ、さらに妊娠を告げられ慌てたヒロトさんは「私との結婚を考えてくれていたの?」とアユミさんに聞かれ、否定することができず「うん」と答えます。マイさんのことを言い出せないままアユミさんとの結婚の話しはどんどん進んでいき、ヒロトさんは後戻りできなくなっていました。
その場を取り繕うばかりで後戻りができないところまできてしまったヒロトさん。マイさんもアユミさんもどちらも悲しませることになるのが分からなかったのでしょうか・・。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。
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