勝手に呼んだ義両親がうちに泊まるなんて無理

マヒロの顔を両親に見せたい、孫を奪うのはどうなの?などと詰めよるタケルに負けて、「分かった。でももう少し大きくなってからでもいいかな?」と私はため息交じりに言いました。「まだ首も座ってないし。さすがに長時間の帰省に自信がない。」と伝えると、タケルは嬉しそうに笑って「だよね?だからさ、うちの両親が来るって。」とサラリと言いました。

「は?」何を言っているのか分からず聞き返した私に「ちょうどさ、観光もかねて1週間くらい。うちに泊めてもいいよね?」と当然のようにペラペラと。「え?ダメに決まってるじゃん」と言うと「どうして?」とキョトンとされました。私、義実家と縁を切るって言ったよね?

「部屋が狭い。マヒロのお世話で手一杯。おもてなしはできない。なにより会いたくない。」無理な理由を並べ立てた私に「なぁ。わざわざ会いに来てくれるのをそんな風に言わなくてもいいじゃん!」タケルは少しイラッとして言いました。

絶対に受け入れたくない私は「じゃ、ホテルを予約したら?数時間だけうちに来てマヒロに会う感じは?譲歩してるつもりだけど?」相談もなく勝手に義両親を呼びよせて、1週間も家に泊めるなんてありえない。でもタケルは「あのさ?譲歩ってなんだよ。いい加減にしなよ。さすがにそこまで言われると俺だって怒るよ?」と、ただ一方的に私が拒否しているような言い方です。

「いや、なぜここまで言われるか、理由は分かってるよね?」という私の質問には答えず、タケルはニコニコと「でもさ、もう来るし。」とサラリと言いました。
両親に娘の顔をみせたくてしかたがないタケルさん。その気持ちはとてもよくわかりますが、モエさんに相談の一つもなく勝手に呼び寄せてしまうのは、モエさんと義両親の溝をどんどん深めてしまいますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

