[34]元カノの隣にいるのは僕だったのに|彼には彼女がいた。自分が浮気相手だと知った直後に妊娠発覚

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前回のお話

3年同棲したヒロトさんと結婚の話しもしていたのに、ヒロトさんが浮気相手のアユミさんとの間に子どもができたため捨てられてしまったマイさん。その後、誠実でマイさんをとても大切にしてくれるカイさんと出会い結婚したマイさんは、子どもも生まれ幸せな毎日を送っていました。一方のヒロトさんは、アユミさんと結婚したものの夫婦仲も円満とは言えず、マイさんと別れたことを後悔するようになり、アユミさんも時々物思いにふけっているヒロトさんに気付いていました。ある日、息子のソウくんから「パパが男の人と話してて、元カレって話してた」と聞いたアユミさんは思うところはあったもののヒロトさんには何も聞きませんでした。アユミさんは、ヒロトさんとの出会いを思い返しました。友達との集まりでヒロトさんと出会ったアユミさんは、年上で優しそうなヒロトさんに好意を持ち「今度2人ででかけませんか?」とメッセージを送り、ドライブや食事、海、映画などデートを重ねていきました。ヒロトさんからはっきりと付き合おうと言われてはいなかったものの付き合っていると思っていたアユミさんは「私たちって付き合ってますよね?」と聞いてみると、「俺からちゃんと伝えたいから準備させてほしいな。それまでは友達で」と言われてしまい、ショックを受けつつも「わかりました」と答えるしかありませんでした。

1話目から読む

彼の言葉を信じても大丈夫だよね?彼女がいる人の子どもを妊娠

ヒロトさんはダイスケさんの友達、アユミさんはダイスケさんの彼女リサさんの友達でした。リサさんはヒロトさんに彼女がいることを知っていたため、アユミさんからヒロトさんのことが好きだと相談されて「ねぇ、ヒロトくんって彼女いたよね?」とダイスケさんに確認しました。ダイスケさんは「・・ふ~ん」と素っ気なく答えながらも2人の関係が気になりました。

ダイスケさんが『なぁ、マイちゃんどうなってる?アユミちゃんと会ってる?』とヒロトさんにメッセージを送ると、『ん?あぁ。でも、ちゃんと考えてるから』と返信がきました。ダイスケさんはヒロトさんの「ちゃんと考えてる」という言葉を信じてそれ以上は何も言いませんでした。

リサさんから『ヒロトさんやっぱり彼女いるみたい』と聞いたアユミさんは「彼女さん・・いたんだ」とショックを受けますが、「俺からちゃんと伝える準備をさせてほしい」と言っていたヒロトさんの言葉を思い出し「でも、私にちゃんと伝えたいって言ってるってことは・・このまま信じててもいいんだよね?大丈夫だよね?」と自分に言い聞かせます。しかし、しばらくして妊娠が発覚。ヒロトさんとの関係が曖昧なままだったアユミさんは「うそ・・」と動揺します。

数日後、ヒロトさんと会ったアユミさんは「あの・・ヒロト」と話しかけますが、ヒロトさんはスマホに夢中。「ねぇってば!」と大きな声を出すと、ヒロトさんは「えっ!?」と驚いて振り向きました。その時、ヒロトさんのスマホの画面にブライダルフェアの予約画面が見えたアユミさん。

アユミさんが驚いた様子で「えっ。それって・・」と呟くと、「あ・・」と気まずそうなヒロトさん。「もしかして知ってた?」と聞かれ「えっ。何が?」と困惑するヒロトさんに、アユミさんが「私が妊娠してたって」と静かに言いました。アユミさんからのまさかの一言にヒロトさんは固まります。

ヒロトさんにはマイさんという彼女がいることを知っていたダイスケさんは、ヒロトさんがアユミさんと頻繁に会っていることを知って心配になって連絡しますが、「ちゃんと考えてる」とヒロトさんが言うのでそれ以上は何も言いませんでした。アユミさんは曖昧な関係が続いていたヒロトさんに彼女がいたと知り不安に思いますが、ヒロトさんを信じることに。そんなときにヒロトさんの子どもを妊娠したことがわかったアユミさん。恐る恐るヒロトさんに妊娠を打ち明けようとしていたアユミさんは、ブライダルフェアについて調べているヒロトさんを見てヒロトさんが自分の妊娠に気付いて結婚を考えてくれているのだと勘違いします。
アユミさんは自分が浮気相手だったと分かってもヒロトさんのことを信じていたのですね。曖昧な関係のまま妊娠がわかったアユミさんは怖かったでしょうね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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