妻ができないのだから仕方ない。妻の代わりの女性を手放したくない夫の理屈

入院したハズキの代わりに家事をしてもらうために雇ったユウコですが、完璧に家事をこなし僕のサポートもしっかりしてくれるユウコとの生活はとても快適で楽しいものでした。ある日「ハズキさんも体調がずいぶん良くなってきたみたいだし、私はそろそろ不要かな?・・それともまだいてほしい?」とユウコに聞かれた僕は「うーん、いてほしいかな・・。ハズキはまだ完璧にはできないから」と答えました。するとユウコが「じゃあ私はリヒトの体のメンテナンスに特化しようかな」と言ったのです。

「体のメンテナンス?」ユウコの言っている意味がよく分からず聞き返すと、「そう!リヒトのパフォーマンスを上げるために体のメンテナンスのお手伝いをするの。その代わり家事は疎かになるから・・ハズキさんが動けるようになるまでは家事代行サービスを利用するの。どうかな?」とユウコが言いました。

「・・どこまでパフォーマンスが上げられるかな?効果がない場合もあるから家事はユウコにお願いしたいけど」ユウコの提案にすぐにOKを出せずにいると「一度やってみて効果が上がらなければやめればいいじゃない。リヒトさんがしっかり精査すればいいと思うわ!」とユウコに言われ、それもそうだなと思えました。

「そうだね・・。僕のパフォーマンスが今よりも上がるなら試す価値はありそうだね」そう答えると、ユウコは嬉しそうに「でしょ?じゃ、決まりね!」と言って「ハズキさんに代わって色々してあげるから!」とウィンクしました。

「・・そっか。それは楽しみだな~!」ユウコが提案した生活を想像してみると、なんだかとても楽しみになった。ハズキは嫌がるかもしれない。でも、ハズキができないことをしてもらうんだから仕方ない。ハズキにも許可を得ればいいだけだ。こうして僕はハズキにもしっかりと許可を取った上で今まで通りユウコにも家にいてもらう生活を手に入れた。うん・・僕の理想の形になってきている。僕は今のこの生活にとても満足しています。
ハズキさんの入院中だけユウコさんに家事をしてもらうつもりが、ユウコさんとの生活が気に入って手放せなくなったリヒトさん。ハズキさんの退院後もユウコさんに家にいて欲しいリヒトさんは、家事は代行サービスを利用して自分はリヒトさんの体のメンテナンスに特化する、というユウコさんの提案に乗ることにしました。
家事をしてもらうためにユウコさんを雇ったはずなのに、ユウコさんを雇い続けさらに家事代行サービスも利用するなんて・・どう考えてもおかしいですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
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