[6]弟優遇母|逐一トゲのあるひと言に思わずため息。大人になっても息子が可愛い母

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前回のお話

母親が高校1年生の弟シュウトさんにばかり甘く、自分は我慢してばかりで興味すら持たれていないことに悩んでいたサキさん。見かねた父親が忠告しても、「いい子ちゃんのサキのせいで私が悪者になった」と歪んだ受け取り方をした母親の怒りの矛先がサキさんに向けられて、サキさんは、母親の一番はシュウトさんで、それは一生変わらないのだと悟ったのでした。

1話目から読む

実家を出て幸せに暮らす娘

高校3年生の時に、母親からの興味は弟のシュウトだけで、それは一生変わらないのだと諦めてから、10年経ちました。私は実家を出て、愛する人と一緒に幸せに暮らしています。

シュウトとも連絡のやり取りはあり、今は結婚してパパになったシュウトの幸せそうな写真を見て、私も笑顔になりました。

そのタイミングで母からメッセージ。『シュウトが赤ちゃんを連れてうちに来るからお祝いを持って帰って来なさい。』『恥ずかしくないプレゼントを準備してちょうだいね。』・・・相変わらずな母を想像して、思わずため息が出てしまいました。

実家では産まれたばかりのシュウトの息子くんに会えて幸せな気持ちになりました。母もとても嬉しそう。「リョウちゃん。シュウ君とそっくり。信じられないくらい可愛いわ~」と言ってニコニコです。私は何の気なしに「そう?ぱっちりした目とかリカちゃん似じゃない?」と言ってしまってハッとました。母が鬼の形相で睨みつけてきたのが分かったからです。

「サキ。あなたは結婚しないの?女が勉強できて仕事ができたとしても、家庭を持って女の幸せも見つけなきゃ。」と母に言われました。まだ結婚していない私に嫌味を言ってきた母ですが、ちょうど良いタイミングなので、私は彼のことを伝えておこうと思いました。

高校生のときは悲しい思いをしていたサキさんですが、その後は大学進学もキャリアも順調に進んでいるようで本当に良かったです。それに壁にかかる写真から、とっても幸せに暮らしていることも分かりますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ

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