本音しか言っていないのに「強がらなくていい。正直になりなよ」

勝手な思い込みでマイさんが不幸せだと勘違いしているヒロトさんは、マイさんと別れたことを後悔している、困っているなら俺が助ける、などと言い出し、マイさんは困惑。
正直に「ご・・ごめん。ちょっと気持ち悪い」と伝えても「え??」とキョトンとしているヒロトさんに、マイさんはさらに「結婚して、子どもがいる身で、私と結婚しなかったこと後悔してるとかおかしくない?」と思っていることを伝えました。

しかし、マイさんが思い悩んでいると思い込んでいるヒロトさんは「そんな・・強がらなくていいよ。家庭があるけどさ、話聞くし、力になれるよ?」とにっこり。マイさんが「いや・・微塵も望んでないよ。私」と迷惑そうに答えてもヒロトさんは「でも旦那とうまくいってないんだろ?」と言い、「は?いや、うまくいってるし」と全く話が噛み合いません。

いくら否定しても「正直になりなよ。大丈夫だから」とぐいぐい来るヒロトさんに、マイさんは「いや・・私は困ってないし、あなたの助けもいらないし、なんなら、あなたとは話もしたくない」と再度きっぱり伝えました。

しかし、ヒロトさんは「強がらなくていいって!マイはいつもそういうところ強がるよね。変わってないね」と言って笑い飛ばし、マイさんの話しを聞いてくれません。マイさんは「いや・・ちょっと。待って。ちゃんと話を聞いて」と何度も言いますが、ヒロトさんの思い込みが強すぎて話になりません。

「えっ・・こんなに話が通じない人だっけ。ちょっとこわい。どうしよう」マイさんはあまりに話の通じないヒロトさんにだんだんと恐怖を感じてきました。そのとき、「マイ~!!」と呼ぶ声が聞こえ、マイさんは振り向きました。
浮気相手のアユミさんが妊娠したためマイさんを捨ててアユミさんと結婚したにも関わらず、今になって「マイと結婚しなかったことを後悔している」と言い出したヒロトさん。マイさんが夫とうまくいっていないと思い込んでいるヒロトさんは「話を聞く」「力になる」とマイさんに迫り、マイさんが「困ってない。あなたとは話したくもない」といくら言っても、マイさんが強がっているだけだと勘違いしているヒロトさんはわかってくれません。ヒロトさんのあまりの話しの通じなさに、マイさんは恐怖を感じ始めます。
思い込みって恐ろしいですね・・。別れを後悔しているのはヒロトさんだけなのに、ヒロトさんにはそれがわからないのですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。
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