義実家から緊急招集。孫の嫁に世話をさせる気の義祖父母

結婚の挨拶に行ったともやの実家では、義祖父母が絶対的な権力を持っているようでした。義母は義祖父母からお手伝いさんのように扱われ、嫌味を言われたり叱られてばかり。義母だけが我慢を強いられている状況でも、義父もともやもそうするしかないと思っているようでした。
挨拶から1ヶ月後、義父からともやに電話がかかってきました。「母さんが骨折した。今入院してる。ともや、ゆかりさんと帰ってこい」と言われ、ともやは驚きます。

「ゆかり・・ごめん。母さんが骨折したらしくて・・」とともやに言われ「えっ?大丈夫なの?」と聞くと、「大丈夫は大丈夫なんだけど・・」と歯切れの悪いともや。「・・なんだけど?」と言葉の続きを聞いてみると・・

ともやは言いにくそうに「・・ゆかりを連れてこいって」と小さな声で言ったのです。予想外の言葉に「え!!私!?どうして!?」と思わず声が大きくなってしまいました。

「たぶん・・自分たちの世話をして欲しいんだと‥」と溜息まじりに言うともや。「えぇ!?私に!?」驚く私にともやは「変な家でごめん。大丈夫、俺だけ帰るから」と申し訳なさそうに言いました。義祖父母は、義母が入院している間の家のことを私にやらせようとしているようです。きっと義父は義祖父母に言われてともやに電話をしてきたのだと思います。私はしばらく考えました。

「ううん・・私も・・私も行くわ!」ともやは私に迷惑をかけまいと自分だけで行くと言いましたが、私は自ら義実家へ行くことを決めました。ともやは私の判断に「え・・」と戸惑っていました。
結婚の挨拶から1ヶ月後、義父からゆかりさんと一緒に帰ってくるよう連絡を受けたともやさん。理由は、義母が骨折して入院したからでした。義父は詳しい事は何も言いませんでしたが、どうやら義祖父母は、義母が不在中の自分たちの世話をゆかりさんにやらせようと思っているようです。ともやさんは義祖父母の思惑を察して一人で帰ろうとしますが、ゆかりさんはしばらく考えて「私も行くわ!」と自分から義実家へ行くことを決めました。
嫁がいないなら孫の嫁にやらせればよいと考える義祖父母と、それに黙って従いゆかりさんを呼びつける義父。義実家へ行けば大変なことは分かっているのに、なぜゆかりさんは行くことにしたのでしょうか。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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