[7]元カノの妊娠匂わせ案件|突然姉登場「お久しぶりです」父親疑いの息子は慌てる様子もなくご挨拶

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前回のお話

19歳の息子陽太さんは海外の大学で海洋生物の研究をしています。久しぶりに2人だけの生活に戻った静香さんと夫太一さんは、少し寂しいけれど新鮮な気持ちで仲良く過ごしていました。そんなある日の夜、陽太さんと以前お付き合いしていたきらりちゃんが、怒りに満ちた両親に付き添われて陽太さんの子どもを妊娠させられたと怒鳴り込んできました。夢にも思わなかった内容に太一さんも静香さんも驚きを隠せませんでしたが、冷静な太一さんの対応のおかげで、先ずは陽太さんにも事実を確認することになりました。海外にいる陽太さんと連絡が取れてきらりちゃんの訪問を伝えますが、陽太さんは理由がわからないという様子で「なんで?」とひと言。それまで不安だった太一さんも静香さんも、想定外の陽太さんの反応に拍子抜け。すると「別れてから会ってないし」とさらり。どうしてなのか意味が分からない様子の陽太さんにハッキリと「陽太が父親だって言ってるの」と伝えても「あるわけないじゃん」と言う陽太さんに、近いうちに帰国するよう話した静香さんは眠れぬ夜を過ごしたのでした。

1話目から読む

「この魚はサガバンバスピスと言って・・」魚大好きな息子に嘘の気配なし

海外留学中の陽太に連絡し、きらりちゃんが妊娠したと伝えるも「へー」と返事をするだけ。思い切って「陽太が父親だって言ってるの」と言っても「なんで?」と全く意味が分からない様子。ひとまず近いうちに帰国するよう話しましたが、その夜は全く眠れませんでした。

そして。
「ただいま~久しぶり!我が家だ!」と帰って来た陽太に、「疲れてると思うが、少し休んだら柴崎さんのところへ行こう」太一さんがそう言い、「Tシャツ短パンはさすがに着替えて」と陽太に言いました。

「えー。お気に入りなのに・・。この魚はサガバンバスピスっていって・・」と着ていたTシャツにプリントされた魚の説明をし出す陽太を見て、「慌てる様子もないし、嘘をついているようには見えない」と考え込んでしまいました。

そしてきらりちゃんの家へ。
「原田です。お邪魔いたします」太一さんに続いて、「こんにちは。これ、よろしければ皆さまで」と手土産を差し出すと、「こちらへ」ときらりちゃんのお母さんがお菓子を受け取りながら言いました。

そして案内された部屋へ行くと、きらりちゃんとお父さん、そして・・誰?
見たこともない女性がきらりちゃんの隣に座っていました。

すると、「すわんなよー」と陽太に声を掛けながら、「初めまして。きらりの姉です。陽太くんは久しぶり~」と手を振り、「ひかりさん、お久しぶりです」と陽太も知っている様子。さらに結構親し気な様子に驚きました。

久しぶりに帰国した陽太くんは、大好きな魚「サガバンバスピス」 がプリントされたTシャツから着替えてきらりちゃんの家へ行くことに。全く慌てる様子もない陽太さんを見て、嘘をついているようには見えないと考えていた静香さん、突然登場したきらりちゃんのお姉さんのひかりさん、陽太さんとも親し気な感じから、突破口になってくれそうな気がしますよね。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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