幼馴染だった夫に告白して「妹みたいにしか思えない」とあっさり振られた過去

夫のアサヒは3歳年上の幼馴染でした。十数年前のある日、「ねぇ、アサヒ。今・・ちょっとだけ時間ある?」高校生だった私は緊張しながらアサヒに声をかけました。

そのときアサヒはもう二十歳で社会人でした。「ん?ユキどうした?珍しいな」かしこまった様子の私を不思議がるアサヒに「話したい事があるの」と切り出しました。

私は「あのね、気づいてると思うけど、ずっと好きだった・・アサヒのこと」と勇気を出して告白しました。驚いた表情で黙るアサヒに「私を彼女にしてほしい!」と言うと、アサヒはちょっと困ったように「ユキ・・」と言いました。

「俺はお前を妹みたいにしか思えない・・。それに俺、社会人だぞ?高校生の女の子と付き合ったら犯罪になるよ」アサヒは冗談っぽくそう言い、私の告白を真剣に受け取ってくれていない感じでした。

「でも・・」と食い下がると「それに俺、今彼女いるし」と言われました。アサヒが女の人と一緒にいるところを何度か見かけたことがあった私。「あの大人しそうな人?」と聞くと、「そうそう。だからごめんな」と言われ、私はあっさり振られました。

アサヒに振られた私は、家に帰り自分の部屋で静かに泣きました。ずっとアサヒと一緒にいたけど、私はただの幼馴染。彼女にはなれなかった・・。
夫アサヒさんも子どもたちも義妹のユキさんばかりを褒めるので面白くなかったユキさん。ルカさんがアサヒさんの好きなタイプだったこともあり、余計にユキさんは気に入りませんでした。ユキさんは高校生の頃、アサヒさんに告白して振られていました。そのときアサヒさんが付き合っていた女性もルカさんのような人でした。
今は結婚して夫婦となった二人ですが、ユキさんはアサヒさんに一度振られていたのですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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