[12]他人の子を優先する夫|もう許さない。娘の涙に憤怒する妻は夫が飛んでいく相手と直接対話を決意

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前回のお話

サクラさんは5歳ユリちゃんと夫シンジさんの3人家族。ある日ユリちゃんを一人で留守番させ、ムギちゃんが熱を出したと「困っている人がいたら助ける」と言い切るシンジさん。その後、レシートを差し出され呆れるサクラさん。翌日、シンジさんは「今日ムギちゃんちに寄ってから帰るわ」と言い出し、ユリちゃんが行きたいと言ってもダメと拒否。おまけに「ムギちゃんみたいにお利口になった方がいい」と言い出しキレるサクラさん。さらに「かわいそうな子に手を差し伸べることで、ユリも優しい人間になるだろ?」と言い出すシンジさんに唖然。数日後、ユリちゃんに「もうすぐムギちゃんのパパになるの?」と聞かれ慌てて否定し、シンジさんを問い詰めるサクラさん。すっとぼけるシンジさんにユリちゃんが傷ついていることを伝えても軽くあしらうシンジさんがユリちゃんに「今度動物園行こうな」と言うと、嬉しそうに目を輝かせるユリちゃん。そして休日。ユリちゃんが「早く行こう」とワクワクしていると、「ムギちゃんがお熱らしい。行ってあげなくちゃ!」と言い、簡単にサクラさんにユリちゃんを託すのでした。

1話目から読む

「お友達が困っていたら助けたいよね?」頷くしかない

「動物園に行こうな」と夫に言われとっても嬉しそうな顔をしたユリ。当日もワクワクが止まらず「早く行こう~」と夫を急かしていると、「ムギちゃんがまたお熱だ。パパ行ってあげなくちゃ!」と言い、ユリを放置しようとしました。

そして、「ユリはお友達が困っていたら助けたいよね?だからパパ、行ってくるね」とユリに言いました。「・・」何も言わずにこくんと頷くユリに、「ユリは優しい子だね」と夫が言いました。

そして、「じゃ・・行くわ!!」とダッシュで家を飛び出す夫に、「ちょっ・・ちょっと!!」と話す間もなく行ってしまいました。

その後、「わ~ん!わ~ん!」と泣き叫ぶユリをずっと抱きしめていました。

そして、「もう許さない・・明日保育園でムギちゃんママに話そう」と心にきめました。

そして翌日。
保育園に行った私は、「えっ・・」とビックリ!!
なんと、夫がムギちゃんママと楽しそうに話していたのでした。

ユリちゃんと約束していた動物園。でも、当日ムギちゃんが熱を出したと、ムギちゃんの家に駆け付ける気満々のシンジさんは、「ユリはお友達が困っていたら助けたいよね?」と、ユリちゃんを納得させ急いで家を出て行ってしまいました。悲しくて泣き叫ぶユリちゃん・・シンジさんの気持ちが、全く理解できませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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