夫が義妹の料理を褒めて弟を羨ましがった。

夫アサヒがサクラとリョウを連れて実家に帰ってしまいました。ちょっと昔の恋の話をしただけで、本当のことなのにみんなして私が悪いって・・・私が何したって言うの?イライラを押さえられないまま、私はルカさんのことを思い出していました。全部あの子のせい。それは数年前の出来事でした。

ユウトがルカさんを連れて義実家に来た時のこと。義母は、「ルカちゃんお料理上手で助かったわ~。」と嬉しそうにしていました。ルカさんは「いえ、そんな」と謙遜しながらも嬉しそう。ユウトまで「そうなんだ、ルカは料理も上手なんだよ~」と妻を自慢していました。

ルカさんの料理を一口食べて、夫アサヒも「ほんとだ、これ美味しい」と絶賛。さらに「ユウトはいいな~。こんな美味しいご飯が食べれて!」と羨ましそうに言うと、子ども達も「今度作り方教えて欲しい!」と口々にルカさんを褒めました。

私も食べてみると、本当に美味しかったルカさんの料理。「ほんとだ~美味しい!」と言ったのは心からの言葉でした。夫が「ユキも習ったら?」と言うと

ルカさんは遠慮がちに「本当に簡単に作れるんで、今度レシピお伝えしますね!」と言ってくれました。「助かる、ありがとう」この辺までは、和気あいあいとしていたと思います。でも。

ユウトが「そういえばサクラちゃん、英語の問題でわからないとこあるって言ってなかった?」と娘に言いました。そう。サクラに聞かれても私にはチンプンカンプンだった問題があったんです。すると「ルカに聞けばいいよ」とユウトが言いました。

ルカさんはアメリカの大学に留学していたそうです。ユウトに言われて恥ずかしそうに少しうつむいたルカさん。

それでも「私で分かる事ならなんでも聞いて」とにっこり笑ってサクラに言うと、「すごーい!ありがとう!」とサクラは大喜びです。

「ルカちゃんありがとねー。俺もユキも勉強は教えられないからさ。」とアサヒは苦笑い。隣ではリョウが「マユちゃんはいいよね。何でもできるお母さんで~」と言いました。みんなでルカさんを大絶賛。そりゃルカさんの料理は美味しいし、私には英語なんて教えられないけど。
お料理も上手で、英語もできて、それでいて謙虚にニコニコしているルカさん。義母も、ユキさんの夫アサヒさんや子ども達サクラちゃんとリョウくんもルカさんを大絶賛です。そしてそんな妻が自慢な様子のユウトさん。同じ嫁の立場であるユキさんは、もしかしたら少し居心地が悪かったのかもしれませんね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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