「ごめんなさい」と涙ながらに謝った娘。わかってくれたかな。

「怒らない」という私の言葉をなかなか信じてくれなかったつむぎでしたが、ようやく「・・開ける」と言ってくれました。私が「うん、お願い。そうして」と疲れ切った声で返すと、カチャッと鍵が開く音がしました。ドアの向こうには泣きべそのつむぎ。

つむぎは私の顔を見ると「ごめんなさい」と謝り泣きじゃくりました。数時間の締め出しを食らった私は疲労困憊でげっそりしながら「うん。イライラしても閉め出すのだけはやめてね。あと、寝る時間が少ないと次の日起きられないのはわかってるよね?」と諭すように言いました。

怒らないと約束はしたけれど、そんな約束がなくてももはや怒る気力など微塵も湧いてきません。一刻も早くつむぎを寝かせ、私もさっさと寝たい!「さっ、寝よう寝よう。明日も学校だよ」と泣きべそのつむぎを寝室に促しながらちらっと時計を見ると、もう2時になっていました・・。

つむぎと寝室に向かう私は「疲れたー。疲れたー。朝までコースかと思ったー。反抗期怖すぎだよー」と心の中で呟きつつ「次の日眠かったら本人も早く寝ようって思うといいんだけど・・」とうっすら期待していました。

そして次の日の夜。「寝る時間だよ!」と言う私に「わかってるってば!」と声を荒げつつも一向に寝ようとしないつむぎ。「わかっているなら寝て!今日も朝、辛かったでしょ?」と言っても「辛くなかったし!」と強がります。はぁ・・またか・・。昨日の一件で少しはわかってくれたかなと思っていましたが・・そんなに甘くはないようです。つむぎの反抗期はまだまだ続きそうです。
玄関の鍵をかけてママを家から閉めだしたつむぎちゃん。電話でのパパの説得の甲斐もあり、怒らないという約束でつむぎちゃんはようやく鍵を開けてくれました。つむぎちゃんは泣きながら「ごめんなさい」とママに謝り、とても反省した様子でした。ママはげっそりしながら、朝眠くて辛い思いをしたら本人も早く寝ようって思うといいんだけど・・と思いながら優しくつむぎちゃんを寝室へ促しました。そして翌日の夜。リビングでは昨夜と同じやり取りをする2人の姿がありました。泣きながら謝っていたつむぎちゃんの姿は幻だったのでしょうか・・。今日も激しくママに反抗するつむぎちゃん。反抗期はまだまだ続きそうです。
反抗期は本当に手強いですね!言葉で強く反抗されるのももちろん辛いですが、締め出しだけはもう勘弁して欲しいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

