[11]義姉が嫌い|夫が子ども達を連れて実家に帰ったのは義妹のせい。募る苛立ちを隠し切れない義姉

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前回のお話

ルカさんは夫ユウトさんと娘マユちゃんと3人家族。義兄家族と一緒にバーベキューをしていると、義姉ユキさんがユウトさんに親し気に話しかけます。ユウトさんとユキさんは幼馴染なので親しいのは分かっているルカさんですが、ユキさんの態度からは優越感のようなものを感じてルカさんはちょっと苦手でした。この日もユキさんはルカさんの前でやたらと昔の話をし、ユウトさんが席を立ったときにみんなの前で「高校生くらいまでユウトって私のこと好きだったよね?」と話しだしました。夫のアサヒさんが止めても昔話をやめようとしないユキさん。気まずくなったルカさんは飲み物を取りに席を立ちますが、わざわざ後を追って来たユキさんは、自分がユウトさんの初めての相手だとルカさんに伝えます。そして、ユウトさんが自分に優しくするのはそれなりに理由があることは覚えておいて、と勝ち誇ったように言いました。ルカさんの様子がおかしいことに気付いたユウトさんがユキさんに「何かした?」と聞くと、ユキさんは平然と先ほどのことをみんなの前で話しました。家族みんなから無神経な言動を咎められても、ユキさんは「みんなが神経質すぎる」と悪びれず言いました。帰宅後、ルカさんとユウトさんがユキさんについて話し合っていると、ユキさんの娘のサクラちゃんが訪ねてきて「ママがひどいこと言ってごめんなさい」「自分のママがあんな人で恥ずかしい」と泣いて謝りました。サクラちゃんがルカさんに謝ったことを知ったユキさんは「被害者面してた?」と反省ナシ。そんな母親の態度に、サクラちゃんは「ママ、ホント最低だよ。私、ママと家族やめる」と言い出しました。

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家族に冷たい態度を取られ義妹に恨み節

娘のサクラが、ルカさんの家から帰宅するなり「ママと家族やめる」と宣言しました。なぜルカさんなんかに謝りに行ったのよ!?しかも「こんな簡単に人を傷つける人がママだって思いたくないし。一緒にいたらママみたいになるかもしれないって思うとこわい。もう無理・・」と言って階段を上がって行くサクラを引き留めようとしましたが、サクラは振り向きもしませんでした。

翌朝、夫アサヒから「今、ユキと一緒にいたくないらしい・・・」との理由で子どもたちを義実家に預けると言われました。そしてアサヒまでもが、子ども達と一緒に行くと言うので、私には意味がさっぱり分かりませんでした。

「は?どうして?」聞いてみても、アサヒは「全部、ユキが招いた結果だろ?」と言っただけ。サクラにも「どうして会いたくないって言うの?」とメッセージを送ってみましたが、既読にすらなりません。

ユウトとの昔の思い出を話しただけだし、本当のことを言っただけなのに、どうしてみんなして私を責めるのよ!?ルカさんがこれ見よがしに深刻そうな顔で帰って行ったから、みんな私がルカさんをいじめたみたいになったじゃない。私が何したって言うのよ!

そもそも、私の居場所を取ったのはあの子の方じゃない!私は過去を思い出して苛立ちを隠し切れませんでした。

ユキさんがルカさんの嫌がるような話をわざとしたり、マウントを取ったりするのには、ずいぶん前からの思いがあるようですね。それでもやはりデリカシーの無い発言で家族が離れてしまったのは、アサヒさんや子ども達の方にも長く積もった我慢がありそうですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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