[4]小4反抗期娘|怒らないから開けてー!説得成功の連絡を受けるも開かない鍵。

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前回のお話

夜9時。スマホ片手にテレビも見て過ごしていた小学4年生のつむぎちゃんに寝る時間だとお母さんが告げると、「わかってる!」中間反抗期真っただ中のつむぎちゃんの反抗的な態度が発動しました。翌日は学校もあるし、夜更かしすると朝起きれないとお母さんが伝えてもつむぎちゃんは「は?なんで寝ないといけないの?」「学校行かなければいい」と減らず口ばかりです。そのうち「寝なさい!」「寝ない!」と言い合いになっていると、時計は23時になってしまいました。とうとうお母さんは激怒してつむぎちゃんからスマホとテレビリモコンを取り上げると「要らないし。捨てれば」と、まだ反抗的な態度を続けているつむぎちゃんに対して、本当に捨ててしまうフリをするためいったん外に出ました。すると、お母さんの背後で鍵の閉まる音が!閉め出されてしまったお母さんは、単身赴任中のお父さんに電話で助けを求めました。説得してくれると言ったお父さんが家電でつむぎちゃんと話しても、鍵は開きません。再度、お父さんがつむぎちゃんと話してくれることになりました。

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もうダメかも。夫の説得も虚しく時間ばかりが過ぎていく

娘のつむぎに家から閉め出され、単身赴任中の夫に電話で助けを求めました。夫が電話でつむぎを説得すると言ってくれましたが、それも難航しており鍵はなかなか開けてもらえません。しばらくしてまた夫から電話がかかってきましたが「もしもし、ダメだ。今開けたら怒られるから開けないって・・」とお手上げ状態との報告を受け、「いや・・怒らないから・・開けてって言って」と心が折れそうになりながら返しました。「・・もう1回言ってみるわ」顔は見えませんが、夫の声からは疲れが伝わってきます。

時間を確認すると、もう1時になろうとしています。「もうダメかもしれない・・」そう思ったとき、再び夫から電話が。「たぶん大丈夫」との言葉に「わかった。待ってみる」と答えつつ、さっきもこれで開けてもらえなかったよなぁと期待半分の私。「明日も仕事なのにごめんね。ホント・・」と夫に謝って電話を切りました。

それから10分が経過。待てど暮らせど玄関の鍵は開きません。「怒らないから開けて~。おーい、もしもーし」ドアに向かって小声で呼びかけるしかできない私。背後に通行人の気配を感じましたが、怖くて振り向けませんでした。夜中にパジャマ姿で玄関ドアの前をうろつく私はさぞかし怪しかったでしょう・・。

さらに10分が経過。家の中からカタッと物音がして、つむぎが玄関に来たのがわかりました。「つむぎ?本当に怒らないしもう疲れたから開けて~」私は疲れ切った声で懇願しました。

少しの沈黙の後、ようやく口を開いたつむぎは「嘘。ママ怒らないって言っていつも怒る」と泣きながら言うので、私は「今回はもう本当に怒らないから!もう1時過ぎたしほんと家に入れて!」と必死に伝えました。私とつむぎはその後も「絶対に怒らない?」「怒らない」、「絶対?」「うん」と同じやり取りを繰り返しました。

玄関の鍵を閉めてママを閉めだしたつむぎちゃん。単身赴任中のパパは鍵を開けるように電話で説得を試みますが、つむぎちゃんは「今開けたら怒られるから開けない」と断固拒否。その後、粘り強く説得を続けたパパから「たぶん大丈夫」と連絡をもらい、ドアの前で鍵が開くのを待つママですが、10分経っても20分経っても鍵は開きません。玄関の中につむぎちゃんの気配を感じたママは「怒らないから開けて」とお願いしますが、つむぎちゃんは「ママは怒らないって言ってもいつも怒る」と言って開けてくれません。「絶対に怒らない?」「怒らない」、「絶対?」「うん」・・つむぎちゃんはなかなかママの言葉を信じてくれません。
夜更かしを怒られて腹を立て、勢いでママを閉めだしてしまったつむぎちゃん。時間が経てば経つほど後に引けなくなってしまいますよね・・。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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