子どもも知覚過敏になるって本当?食いしばりとの関係性について歯科医越智先生にお伺いしました

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子どもが歯ぎしりや食いしばりの傾向があるけれど、何が原因?知覚過敏になるかもしれないって本当?そんな疑問について、日本口腔外科学会の認定医でもある医療法人社団コンパス常務理事の越智英行先生にお伺いしました。

歯ぎしりと食いしばりの特徴

歯ぎしりと食いしばりは、次のような特徴を持ちます。
歯ぎしり:
睡眠中などに上下の歯を「ギリギリ」と擦り合わせる行為(グラインディング)で、音がするのが特徴です。
食いしばり:
上下の歯を無意識に強く噛みしめる行為(クレンチング)で、音はせず日中にも起こることがあります。

どちらも歯や顎に大きな負担をかけ、歯のすり減りや欠けや肩こり、頭痛などの原因となるため、注意が必要です。

子どもに多い原因は?

歯ぎしり・食いしばりは、大人だけでなく子どもにも見られることがあります。原因はいくつかあり、ひとつではなくいくつかが重なって起きることもあります。
1.ストレスや気持ちの影響
学校や友だち関係などの小さな不安が、眠っている間に歯ぎしりとしてあらわれることがあります。
2.噛み合わせや歯並び
歯並びがまだ整っていない子どもは、無意識に歯をこすり合わせて調整しようとすることがあります。
3.成長の途中だから
乳歯から永久歯に生え変わる時期は噛み合わせが不安定で、一時的に歯ぎしりが起こりやすくなります。
4.睡眠の質や生活習慣
夜更かしや寝不足、寝る前のゲームやカフェイン(お茶やココアなど)も誘発の原因に。
5.日中のクセや習慣
長時間のスマホやPCで姿勢が崩れると、首や肩に力が入り食いしばりにつながることもあります。

大人に多い原因は?

ストレスや不安、噛み合わせの問題、生活習慣(アルコール・カフェイン過剰摂取、睡眠環境)、睡眠時無呼吸症候群などが複合的に影響し症状が現れます。
1.ストレスや不安
ストレスを感じると顔やあごの筋肉が緊張し、歯ぎしりや食いしばりの原因になります。
2.噛み合わせの問題
歯並びが悪いと上下の歯が正しく噛み合わず、一部の歯に負担が集中して歯ぎしりを引き起こします。
3.生活習慣
アルコールやカフェインの過剰摂取は、血糖値の変動を引き起こし、歯ぎしりを誘発することがあります。
4.睡眠障害
睡眠の質が悪いと歯ぎしりが起きやすくなります。特に睡眠時無呼吸症候群(SAS)では、無呼吸で眠りが浅くなると歯ぎしり・食いしばりが生じることがあります。
5.薬の副作用
一部の睡眠薬や抗うつ剤などが歯ぎしりを引き起こすことがあります。

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