[10]他人の子を優先する夫|娘の友達と動物園の約束「パパって呼んでいいよ」娘を傷つけたと理解できない夫

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前回のお話

サクラさんは5歳ユリちゃんと夫シンジさんの3人家族。ある日帰宅するとユリちゃんが一人でお留守番しているのを見てビックリ!「ムギちゃんがお熱でパパがたすけてる」と言われて愕然。21時頃帰って来たシンジさんは悪びれもせず、病院と家に行った後、食材を買って家に届けて来たと、困っている人がいたら助けると言うシンジさんは、レシートを差し出しお金をくれと言い呆れるサクラさん。翌日、シンジさんが「今日ムギちゃんちに寄ってから帰るわ」と言い出すと、ユリちゃんが行きたいと言いましたがダメ、別の日にムギちゃんとファミレスに行くと聞き、「一緒にごはん食べるー!」と言うユリちゃんに、「ムギちゃんみたいにお利口になった方がいい」と聞いてキレるサクラさん。すると、「ユリを甘やかしすぎ」とシンジさんに言われ怒ったサクラさんは、「かわいそうって、下に見てるみたいで失礼」と言うと、「かわいそうな子に手を差し伸べることで、ユリも優しい人間になるだろ?」と言い出し唖然。「それ本気で言ってんの?」と呆れるサクラさんは、数日後、ユリちゃんに「もうすぐムギちゃんのパパになるの?」と聞かれ慌てて否定するも、保育園でムギちゃんに言われたと不安顔。「娘を悲しませて・・」と怒りがわいたサクラさんは、その夜シンジさんに「ムギちゃんにパパになるって言ったの?」と詰め寄りました。

1話目から読む

「動物園はユリと先に行くからさ~」ひとまず妻をなだめる夫

ある日、「パパはもうすぐムギちゃんのパパになるの?」とユリに聞かれ驚いて聞き返すと、保育園でムギちゃんにそう言われたと。今度は動物園に行くと嬉しそうに話すムギちゃんを見て、ユリちゃんは不安になったようでした。「ユリのパパはユリのパパのままだよ」と言った後、娘を悲しませることをした夫に怒りがこみ上げ、その夜、話があると詰め寄「ムギちゃんにパパになるって言ったの?」と詰め寄りました。

すると、「え?言ったかな~?」とすっとぼける夫。「今日、ムギちゃんがユリに、シンジと動物園に行く約束してパパになるって言ったって・・ユリ・・すごく悲しんでたよ・・」私がそう言うと、

「あっ!それか~、動物園!そうそう。約束したした。パパの代わりだから、パパって呼んでいいって。へぇ~ムギちゃん。ちゃんと覚えてたんだ~。すごいな~」と感心しながら言う夫に、

「なに感心してるの!それでユリが悲しんだって話してるの!ユリと最近動物園行ってないじゃん!ユリはパパがムギちゃんに取られると思ってるんだな~」となんだか嬉しそうな夫の顔を見て、

「傷ついてるんだってば!!」と訴えるも、「わかったわかった。動物園はユリと先行くからさ~。そんな怒るなよ~」となだめようとする夫に、

「そういうこと・・」と言いかけると、「ぱぱぁ~?」とユリが起きてきました。
「ごめんごめん起こした?今度動物園行こうな」と夫がユリに言いました。

「ムギちゃんにパパになるって言ったの?」とシンジさんに詰め寄るサクラさん。すっとぼけるシンジさんに、ユリちゃんがどんなに悲しんでいたかを訴えるも、いまいち通じないシンジさんは、「わかったわかった動物園はユリと行くからさ~」となだめるように言い、目を覚まして起きてきたユリちゃんに「今度動物園行こうな」と話しかけるシンジさん、なんだか適当すぎて、うんざりしてしまいますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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