「本当に返さなくていいんだよね?」ラッキーと元妻の言う通りに

「僕のこと好きなくせに」平然と言うオサムさんに、「好きなわけねーだろー!!」と怒ったマホさんは、慰謝料を請求しないだけありがたいと思って、とオサムさんに詰め寄ります。その後、取引をしようとマホさんが提案。
「1)今までオサムにかかった金額を一括で返済する」か、「2)二度と来ないなら返さなくていいし、養育費も請求しない」と2つの提案をされ「この取引ラッキーなんじゃない!?」とオサムさんは考えました。
「・・ねぇ、本当に?本当に返さなくていいんだよね?」オサムさんに念押しされ、「うん。請求しない」と答えると、「・・わかった。じゃあマホの言う通りにする」オサムさんの言葉を聞いて、マホさんは思わず笑顔になりました。

そして、この取引の後、間もなくオサムさんは転勤していきました。
「本社から異動してきました!これからよろしくお願いします!」と挨拶するも、サーっと散っていく社員たち。「?」何だろうと不思議に思っていると、「オサムくん・・キミの会社での噂がここまで来ていてね・・」と上司が言い、「え?」と答えると、

「ほら色々やらかしたんだって・・?育休取ったのに育児してないとか、奥さんから愛想尽かされたとか・・」上司の言葉に、「え・・あ・・そ、それは・・」と動揺すると、上司は「まぁまぁ・・時が経てばね、うん・・」となだめるように言いました。

帰宅したオサムさんは、
「マンション売ったけど、ローン結構残ったな~。ヒマだなー、遊びに行くところも無いし・・っていうか、スーパーでジロジロ見られたの何・・もしかして、島民のみんなが僕の噂知ってるのかな・・」と机に突っ伏して考え込むと、「マホに連絡してみようかな・・」ポツリと呟きました。

そして、マホさんに連絡してみると・・プルルルル・・プルルルル・・プルルルル・・。
どれだけ電話を鳴らしても、マホさんに繋がることはありませんでした。
マホさんの実家に行きたいなら、オサムさんが実家で使ったお金を一括で返済する。二度と行かないと約束するなら返済はなし。どちらにするかを提案されたオサムさんは、考えた末に、払わなくていいなんてラッキー!と二度と会わないことを選択しました。それを聞いて目を輝かせるマホさん。その後、離島に転勤して行ったオサムさんは、社内で冷たい扱い。上司が言うには、どうやら本社での噂がここまで流れて来ていると言われて動揺。落ち込むオサムさんは色々考え込み、「マホに連絡してみようかな」とポツリ。その後、電話をかけるも全くつながりませんでした。
二度と実家に行かなくなっても、お金を払わないことを選んだオサムさん、その選択が、その後の人生を決めているような気がしてしまいますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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