[10]愛した人はモラ夫でした|「ここ掃除した?」「シーツ替えた?」チェックされてダメ出しばかり

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前回のお話

「僕が養うから仕事辞めなよ」と仕事に疲れている時に優しくプロポーズされ結婚したハズキさん。幸せな新婚生活が始まるかと思いきや、「今の生活リズムを変えるつもりはない」と宣言したリヒトさんは、ハズキさんに自分のルーティンに合わせるように求めます。早朝5時にジョギングへ行き、帰宅後にシャワーを浴びて出勤準備をするのがルーティンのリヒトさんは、それに合わせて出来立てのパンを出して欲しいと言い、自分の前ではいつも綺麗な格好をしていて欲しいとリクエスト。できそうにないと怯むハズキさんでしたが「大丈夫!慣れればできるから」とリヒトさんに笑顔で言われ、「頑張るね!」と答えるしかありませんでした。リヒトさんのリクエストに応えるため、ハズキさんは朝4時に起床。パンを捏ね、メイクをして身支度を整え、5時にリヒトさんを起こし、リヒトさんがジョギングに行っている間に慌ただしく朝食準備。帰宅してシャワーを終えたリヒトさんはテーブルに並んだ朝食を見て「すごい!」と褒めてくれました。しかし、ハズキさんが喜んだのも束の間・・リヒトさんは「惜しい!80点」と言うと、何がダメだったか問うハズキさんにフレッシュジュースを出すタイミングや、朝食メニューについてさらなるリクエストを出してきたのです。「ハズキなら大丈夫!できるよ!」と言われ、ハズキさんは「頑張るね!」と引きつる笑顔で答えました。

1話目から読む

「今日ちゃんと掃除した?」帰宅後に始まる家事チェック。

独身の頃の生活リズムを変えたくないというリヒトさんに合わせて頑張っているつもりだけれど、なかなか満足してもらえない私。もっと頑張らなくちゃ・・とは思うものの、毎朝4時に起きる生活は正直なかなか辛いです。7時に出勤するリヒトさんを見送ると「ふぅ・・ちょっと疲れたしコーヒーでも飲もうかな」と一息つきたくなりますが、「あぁ・・でも、まだまだやあることが山積みだし・・」と気持ちを奮い立たせて家事に取り掛かります。

朝食の後片付けをして、掃除をして、スーパーへ買い出しに行き、洗濯をして、夕食の準備をして・・あっという間にリヒトさんが帰ってくる時間になります。

「リヒトさんおかえりなさい!夕飯にする?お風呂にする?」笑顔で出迎えると、リヒトさんも「ん~・・先にご飯にしようかな~」とにこにこ。しかし、「・・あれ?」と言うとリヒトさんの顔から笑顔が消えました。

帰宅するなり部屋を見回し棚の上に目をやったリヒトさんは、指でそっとなぞると「ここ・・ホコリがついてる。今日ちゃんと掃除した?」と聞きました。「あっ・・そこは拭いてないかも・・」と焦って答えると、「・・そうなんだ。とりあえず着替えてくる」とだけ言ってリヒトさんは真顔のまま部屋を出ていきました。

しばらくすると、着替えに行ったリヒトさんから呼ばれ寝室に行くと、「ねぇハズキ!ベッドシーツちゃんと替えた?」と聞かれました。「えっ・・か、替えてない・・」と答えると、リヒトさんは笑顔で「・・そっか、ごめんね。僕が伝えてなかったからだよね」と言いました。リヒトさんから指摘されてばかりの私・・もっと頑張らなくてはと思いました。

リヒトさんの要望に応えるのは大変でしたが、必死に頑張っていたハズキさん。リヒトさんのルーティンに合わせて朝4時に起き、掃除、洗濯、買い物、夕食作り・・とほとんど休む間もなく家事をしていました。しかし、仕事から帰ってきたリヒトさんはハズキさんができていない部分を指摘します。そして、「ごめんね。僕が伝えてなかったからだよね」と笑顔で言うのでした。
決してできていないことを怒ることはないリヒトさんですが、言われたからといってハズキさんが全てのことを完璧にできるとは思わないで欲しいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま

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