[14]元カノの隣にいるのは僕だったのに|浮気相手と結婚するも密月は数か月「何してるんだろ」揺れる心

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前回のお話

28歳のマイさんは同棲3年目になる彼氏ヒロトさんがいました。マイさんから結婚を切り出し、ブライダルフェアに行く約束をしたものの、まだ遊びたい気持ちが大きかったヒロトさんは年下女性のアユミさんと出会い浮気してしまいます。ある日、「ごめん。俺、結婚する。子どもができた」と突然言うわヒロトさん。浮気相手のアユミさんが妊娠したため、責任を取って結婚するというのです。結局一方的に別れを告げて家を出ていき、一人残されたマイさんは部屋を片づけながら涙が枯れるまで泣きました。翌日、泣き腫らした顔で仕事へ行ったマイさんは、心配してくれた同僚のハルカさんに別れたことを打ち明けると「辛かったね」寄り添うハルカさん。帰り道、「もう何も考えたくない」と抜け殻のようになっていたマイさんは、歩いているとふと英会話教室の看板に目が留まり、即入会。勉強に没頭していると、他の3人の生徒たちが食事に行こうと話しているのが聞こえ、マイさんも誘われましたが「いけすかねぇ」と断りました。その後も何かと声をかけてくるイケメンに、マイさんは「いけすかねぇ」とやさぐれ続けるのでした。

1話目から読む

「ゴハンたまには作ったら?」「料理は女の仕事じゃないし」深まる溝

ヒロトさんと別れた後、英会話スクールに入会したマイさんは勉強に没頭。同じクラスのさわやかイケメンがみんなに笑顔を振りまくのを見て、失恋でやさぐれ中のマイさんは「いけすかねぇ」と感じていました。

ある日のこと。
「いや~、まさかヒロトがアユミと結婚するとはな~」ダイスケさんにそう言われ、「ははっ」と笑うヒロトさん。「ところでアユミはマイちゃんの存在は知ってたの?」と聞かれ、「あーー。どうだろ。言ってないし、知らないと思うけど」と答えました。

その頃、英会話スクールでは。
「じゃ、僕、しばらくイギリスにいるんで、もし旅行に来る時があったら声をかけてくださいね」イケメンがそう言うと、「わぁ、ありがとうございます!」と教室の中は大盛り上がり。マイさんは一人冷めた様子で座っていました。

そして、ヒロトさんとアユミさんは結婚式を挙げ、みんなに祝福されました。

それから数か月後のこと。
「なぁ、たまにはゴハン作ったら?」ヒロトさんの言葉に「でも、料理は女の仕事じゃないし?妊婦だし?」とソファに横になり全く動く気配のないアユミさん。

呆れたヒロトさんが「・・帰りに食べたい物があったら、買ってくるからまた連絡して」と言うと、「はーい」と声が聞こえました。
「いってきます・・」と力なく言い、家を出たヒロトさんは、「はぁ・・マイ・・何してるんだろ」とため息をつきながら、マイさんのことを思い出していました。

ダイスケさんに「まさかヒロトがアユミと結婚するとはな~」と言われたヒロトさんは、アユミさんにマイさんのことを話したことはありませんでした。マイさんが英会話スクールでイケメンがもてはやされるのを見て呆れていた後、ヒロトさんとアユミさんは結婚。それから数か月後、妊婦になったアユミさんが、ごはんも作らずソファで寝転んでいると、「たまにはゴハン作ったら?」と声をかけるヒロトさん、そろそろ、マイさんのことを思って後悔が始まりそうですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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