場違いな初恋話を正当化する無神経な義姉

ユキさんからユウトの初めての相手だと聞かされ、更にユウトがユキさんに優しいのは幼馴染というだけではないと言われて、気分が悪くなってきてしまった私。テーブルに戻ると私に気付いたユウトがすぐに声をかけてくれました。「どうしたルカ、気分が悪い?大丈夫?」私は理由には触れずただ「ごめん、ちょっと今日は帰りたいかも」とだけ伝えました。

ユウトがすぐに「ユキ、ルカに何かした?」と問い詰めると、悪びれない様子で「え?ちょっと昔話しただけだよー?ルカちゃんあのこと知ってると思って」とユキさんは答えました。

絶句するユウトに、勝ち誇ったように「秘密にしてたんだ~、なになに?やっぱり、素敵な思いでは取っておきたいな~って感じ?」と笑みを浮かべて言うユキさん。

さすがにユキさんの夫アサヒさんが怒りだしました。「俺とルカちゃんは違うだろ?何考えてるんだ!?」・・・ですよね。ユウトとユキさんに過去何かあったとしても学生の時の話。それでもやっぱりそれぞれの結婚相手がいる時にそんな話をされても気分が良くないと思うのは私だけではありませんでした。
「兄貴ごめん、今日は帰るわ」とユウトが言うと、「ああ、こっちこそすまん」とアサヒさんも言って、その日のBBQは最悪なお開きとなりました。

空気をぶち壊した張本人であるユキさんは、「もうみんな神経質になりすぎだって!」と納得いかない様子で「初恋なんて誰にでもあるし、ただそれが初めてだっただけじゃん」と憤慨していました。

「ユキ!ちょっと静かにしてろって!」アサヒさんに言われても、ユキさんは「もう何なの?ルカちゃんがあんな感じになるとさ、私がいじめてるみたいになるじゃん!だから陰キャの子って嫌なんだよね~」と、むしろ不機嫌そうに言いました。
ユキさんのルカさんに対する当たりが強いのは一体なぜでしょうね。陰キャが嫌と言われてしまったルカさんは、ますます何も言い返せなくなってしまったようです。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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