褒められてホッとしたのも束の間、止まらないリクエスト

朝5時からのジョギングがルーティンのリヒトさん。リヒトさんの希望に応えるため、私は4時に起きて朝食用のパンをこね、リヒトさんが起きる前にメイクをして身支度を整えます。

「リヒトさん5時だよ~!」5時になるとリヒトさんを起こし、「それじゃあちょっと走ってくるね」と家を出るリヒトさんを「行ってらっしゃい!朝ごはん作って待ってるね!」と笑顔で見送ります。

リヒトさんが家を出てからは時間との戦いです。「さてと!あとは野菜スープとスクランブルエッグ・・はあまり好きじゃないからポーチドエッグ・・。コーヒーにオレンジジュース・・で良かったかな」と一人でブツブツ言いながら急いで朝食準備。ジョギングから帰ってきたリヒトさんはテーブルの朝食を見ると「わぁすごい!!言われたことがしっかりできてる!」と喜んでくれました。「ほ・・本当?!良かった!」とホッとする私をリヒトさんは「うん!!さすがハズキだよ!!」と褒めてくれました。

しかし・・リヒトさんの期待に応えられたとホッとしたのも束の間、「でも惜しい!!80点だよ」と言われてしまいました。「ごめ・・何がだめだったかな・・?」と恐る恐る聞くと、「えーっとね・・オレンジジュースはフレッシュなものがいいから、僕が朝ごはんを食べるタイミングで出して欲しくって・・」とリヒトさんのダメ出しが始まりました。

「あとはもう少したんぱく質が多めがいいな」次々と出てくるリヒトさんのリクエスト。「ゆっくり慣れてくれればいいから。ハズキなら大丈夫!できるよ!」と笑顔で言われ、私はショックを受けつつも「わ・・分かった。頑張るね!!」と明るく答えました。
リヒトさんの朝のルーティンに合わせ、朝4時に起きる生活が始まったハズキさん。慣れないながらもリヒトさんの希望に添えるよう朝食作りを頑張ると、「すごい!言われたことがしっかりできてる!」とリヒトさんが喜んでくれホッとしたハズキさんでしたが、「でも惜しい!80点だよ」と言われてしまいます。フレッシュジュースを出すタイミングや、もう少したんぱく質が多めがいい、など次々と出てくるリヒトさんのリクエスト。「ハズキなら大丈夫!できるよ!」と言われ、ハズキさんは「頑張るね!」と言うしかありませんでした。
リヒトさんの希望に添えるよう一生懸命なハズキさん。もう十分すぎるほど頑張っているように見えますが、リヒトさんの目にはそうは映っていないようですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
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