[40]お金回収夫|忍び寄る正義「今ちょっといいかな?」一般人への投資と言いつつ女性を家に誘う夫

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前回のお話

大好きなオサムさんと結婚して幸せになるはずが、新婚早々これまで投資した分を回収すると言われてマホさんは唖然。お金の損得で物事を考えるオサムさんに、保育園料金を安くするためにと離婚を提案されて大喜び。職場復帰後、育児休暇に関するミーティングでズレた発言をするオサムさんは、後輩に離婚の理由をたずねられ偽装離婚を疑われることに。その頃マホさんは郵便物を確認しに自宅へ。ポストに郵便はなく部屋へ行き、ローンの督促状を見つけてビックリ。さらにダンボールの山からアイドルのグッズを見つけて悪態をついているとオサムさんが帰って来て、一緒にマホさんの実家に行くと言い出し、なんとか断ろうと買い物に行くことに。5万円近くもたかられつつ、自宅でおかずを作りながら督促状のことを聞くと、払い忘れたと言うオサムさん。マホさんの荷物を全部処分した上にお金を何に使ったのかと聞いても答えないオサムさんに呆れ、早々に部屋を出たマホさんの思いも虚しく、頻繁に実家にやってくるオサムさんは、おかずどころか日用品まで持ち帰るように。逆ギレするオサムさんに「もう拒絶しようかな」と思いつつ請求を恐れるマホさん。オサムさんは、逆ギレしたことを後悔していました。そしてある日。女性を高級レストランに誘うオサムさん。アプリで知り合った女性と食事し、「一般人の方が投資しがいがある」と納得。会社では「育休中の家計のやりくり」について質問され、「一定額しか渡してないから変わらなかった」と平然と答える姿に絶句していました。

1話目から読む

「なんで金出してる僕がやらなきゃいけないの」考え方が悪

アプリで知り合った女性にメッセージを送り、高級レストランで食事するオサムさん。「アイドルより一般人の方が投資しがいがある」と満足そうに呟きました。またある日、会社で育児休暇中の家計のやりくりについて聞かれたオサムさんは、「うちは一定額しか渡してないから変わらなかった」と真顔で答え、質問した後輩はあっけにとられていました。

すると、「月末に家計簿見て、足が出た分は妻が出してたってこと」と言うと、「でもそれって・・奥さんが大変だったんじゃ」と動揺する後輩に、「そんなことないでしょ。金額内で収まるようにすればいいだけなんだから。本人は納得してたし」オサムさんがそう言うと、

「じゃあ家事とか育児の分担とかでサポートを?」と聞かれ、「なんで金出してる僕がやらなきゃいけないの。家事は今まで通りで育児は奥さんの仕事だったよ」と答えるオサムさんに、「・・育児休暇ですよね?」と驚きながら質問する後輩に、「だからさ、時間と頭は使いようってことだよ」とドヤ顔をするオサムさん。

「あー・・なるほど・・ありがとうございましたー・・」そう言うと、サッサとオサムさんから離れていく後輩に、「いえいえ!他にも色々聞きたかったらまた教えるよ!」と笑顔で声をかけるのでした。

すると社内はまたオサムさんの話で持ち切り。「オサムさん、育休中何もしてなかったっぽい」「あーやっぱり。それでアイドルにハマってるんじゃ離婚されるよ」「育休のダンナがいて奥さんワンオペなんてかわいそう」とヒソヒソ声が充満。その横を上司が通り過ぎたのでした。

その頃オサムさんは、メッセージのやり取り中。
「猫を飼う予定だから、今夜家の間取り見てアドバイスもらえないかな~。あ、これ下心とかじゃないから。アドバイス欲しいのはマジだから。なんなら給料も払うし(笑)」
「わかりました。伺います!」帰ってきたメッセージを見てニヤニヤしているオサムさんに、背後からすっと近づく人が。すると、「今、ちょっといいかな」と上司が言ったのでした。

育休中の家計のやりくりについて相談されてオサムさん。でも、「一定額しか渡してない」「月末に足が出た分は妻が払う」と聞き、後輩は「奥さんが大変だったんじゃ・・」と絶句。話を聞いても意味がないとばかりにさっさとオサムさんから離れて行きました。その後、すぐに社内に噂は広まり、とうとう「今ちょっといいかな」と呼び出しを受けた時はまた女性にメッセージを送っていて、もうそろそろ天罰が下ってもいい頃ですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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