[5完]義母と嫁は水と油|息子も加勢「お母さんはお父さんを教育してるんだよ」孫の言葉に何も言えない義母

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前回のお話

ある日、「私って嫌な義母って思われてるのよね。ユミさんに」と落ち込む義母。義母のお姉さんが話を聞くと、ユミさんに「家事は自分の仕事じゃない」って言われたと。息子タカシの身体を思いやっての言葉でしたが、「私はご飯をつくる係ではないので」とキッパリ言われ、「息子の心配をしてるだけよ?何がいけないの?」と落ち込む義母。「私、嫁いびりしてるみたいに思われて、本当に傷つくわ」と言う義母を、お姉さんが優しく慰めました。また別の日。ユミさんが職場の先輩に義母の愚痴を話していました。「『大変なら仕事は辞めてもいいのよ?』って何目線なんですかね?」と不満だらけ。ユミさんは自分のことは自分でと教えてると聞き、立派な教育方針と先輩は言ってくれたものの、義母に何も言わない夫にもモヤモヤが募りました。ある日のこと。「妻として努力もしてない。タカシが可哀想よ」義母がそう言えば、「こっちはフルタイムで家事も育児もやってる。誰が怠けてるって!?」とユミさんが言う。全てにおいて意見が嚙み合わない二人だけれど、「本当に何もわかってない!!」と言う言葉は、嘘のように同じ意見なのでした。そしてある日。ポテトサラダを作ったレイくん。ユミさんが味見すると驚きの美味しさ!隠し味にレモンを少し入れたというレイくんを見て、義母のところへ行かせたユミさん。ポテトサラダを見るなり「お母さんが作ってくれないの?」と言い出す義母にしゅんとして落ち込むレイくん。慌てて食べてみたいと言う義母を見て、「うひひ・・」とこっそり笑うユミさんでした。

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将来を見据えて父親にも息子にも料理を仕込む嫁が一枚上手

レイくんが作ったポテトサラダを味見したユミさんは、その美味しさにビックリ!隠し味にレモンを絞ったと聞き、「もうお母さんより料理が上手じゃん!」と言うと、嬉しそうに笑いました。その時、ある事を思いついたユミさん。レイくんのポテトサラダを義母に持って行かせると、「お母さんが作ってくれないの?」と義母に聞かれ、しゅんとするレイくん。慌ててお礼を言う義母を見て、「うひひ」とユミさんが笑っていました。

そして食事の時間に。
「お父さん!またトマトときゅうり残してる!食べて!」レイくんがそう言うと、「お父さんは小さい頃から野菜が苦手だったものね~」と義母が言いました。

お父さんが野菜を食べ、「あっうん。おいしいよ」と言うと、「でしょ?おばあちゃんもはやく!」とレイくんが急かすと、「あら、おいしいわ~」義母がそう答えました。

すると、「お父さんも今料理を作ってるんだよ」レイくんの言葉に、「え??お母さんはしないの?」驚いて義母がそう言うと、「レイには行ってあるんです。将来もし私の方が先に旅立ってしまった時、お義父さんが何もできないと困るのはお父さんだって」とユミさんが答えると、

「そうだよ。お母さんはお父さんを教育してるんだよ。おばあちゃんも、お母さんがいない時に、お父さんが何もできなくて困るのイヤでしょ?」レイくんにそう言われ、「えっ・・えぇそうね」と困ったように言うと、

「お父さんが料理できるようになったらまたおばあちゃんに護送するね!」レイくんの言葉に、「まぁそれは嬉しいわ。楽しみにしてるわね」義母の言葉を聞いて、またしても「うひひ」と、ユミさんは笑いが止まりませんでした。

レイくんのポテトサラダを食卓に並べ、食事の時間に。トマトときゅうりを残してるとお父さんを指摘するレイくんが、「お父さんも今料理を作ってる」と話すと、「お母さんはしないの?」と決めつける義母に、将来の事を考えて何もできないと困るからと説明するユミさん。すると「お母さんはお父さんを教育してる」とレイくんも加勢してユミさん優勢の状況に。今度はお父さんの料理をおばあちゃんにご馳走すると話すのを見て、再び「うひひ」と笑うユミさん、レイくんどころかご主人まで巻き込む作戦、大成功でしたね!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:YUKA
3人の子持ちのイラストレーターです。教員免許あり
育児理論を分かりやすくして漫画にしています。

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