[1]元カノの隣にいるのは僕だったのに|元彼女の幸せそうな姿を偶然見かけてよみがえる過去の同棲時代

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同棲して3年目の彼氏・彼女とそろそろ結婚の話が出始めた時。2人の気持ちが同じ方向に向いていないと、だんだん歯車が狂ってくるかもしれませんね。今回は、同棲中の彼氏ヒロトさんに、将来を真剣に考えて欲しい28歳のマイさんと、まだまだ遊びたい方が優先で結婚が想像できないヒロトさんのお話です。

元カノの幸せそうな姿を見る目には影があった

息子ソウを保育園に迎えに行ったら、偶然、元カノの姿を見かけた。マイ、結婚したんだ・・・。ソウが不思議そうに「パパぁ?」と呼んでいるけれど、暫くマイたちから目が離せなかった。あれがマイの夫か。ソウよりまだ小さい女の子と手を繋いで、すごく幸せそうだな。

マイたちの後ろ姿を眺めて、つい想像してしまった。僕と、マイ。それから2人の子ども。
もしかしたら、あそこに立つのは僕だったかもしれないな、なんて。

そんなことを考えていたら、徐々にマイと同棲していたころの思い出がよみがえってきた。

あの頃の僕たちは、同棲して3年が経っていて、マイは結婚したがっていた。「私も今年28だし、そろそろ将来のこと考えて欲しい」と、マイはことあるごとに話していたけど、僕はいつも気のない返事。

もう3年か。でもな。決断できずにいたのは、別にマイと結婚したくないとか、別れたいってわけじゃなかった。結婚というものが全然想像できなかったというか、まだ遊びたいというか。

そう。結婚したらもう遊べないじゃん?そんなことを考えながら僕の頭に浮かんだのは、マイじゃない女性。あの子・・・可愛かったよな。

テレパシーでも通じたかのように、このタイミングで偶然にも彼女からメッセージが届いた。『先日はありがとうございました。今度2人で出かけませんか?』

結婚に煮え切らない態度のヒロトさん。少し焦っている様子のマイさんとはかなり温度差があるようです。そんな中、ヒロトさんには別の女性の存在が!同棲しているのにそれはないですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

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