私だって家族と必死になる義母

身勝手な振る舞いを指摘しても悪びれず「仲が良いから」と言い張る義母に、人のテリトリーに勝手に入ってきて自分だけが仲が良いと思っていることをハッキリ伝えてくれたヒロム。今度は私のことを庇って言ってくれました。「アキはさ、優しいし僕の母さんだからってひどいこと言わないし、文句も言わないでしょ?それは母さんとの関係を壊さないように配慮してるんだよ?」

義母は「でも、仲がいいからこそ遠慮ってしなくてもいいじゃないの?」と反論しました。いや、だから仲良くないってば。そう思っても、言えるはずもない私は黙って聞いているしかありません。「遠慮するかしないかは信頼関係があってのことだろ?」と、すかさずヒロムが言ってくれました。

「信頼関係が崩れることしてるのに、それもわからないの?ヒナの絵本もヒナが違うのでもいいかって聞いたのに『お姉ちゃんでしょ?』とか言ってさ。」義母は目を丸くして「アキさんから聞いたの?」と言いました。外孫に見せてあげたいと言い出してヒナのお気に入りでまだ読みたい絵本を強引に持って帰ろうとしたこと。もちろん伝えましたとも。私が伝えたことを、全部言ってくれるヒロムです。

ヒロムは「そりゃ聞くでしょ?僕の家族の話なんだから。」とけげんな顔をして言いました。すると義母は「私だって家族でしょ?それなのにどうしてアキさんのことばっかり信用して。」とヒロムに迫りました。

ヒロムはいたって冷静です。「あのね。母さんは確かに家族だよ?でも、アキは家族になろうとしてくれてる人でしょ?それなのに、合鍵とか勝手に作って・・・夕飯買いに行かせて。」言いながら大きくため息をつきました。
勝手すぎる義母に対して、妻にしっかり寄り添ってくれるご主人。頼もしいですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。
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