「お父さんがシノブに教えてくれたんだよ」親友が父のおかげと慰める

「何やってんだよ・・お前」と私を責めるナオヤに「さよーなら!!」と言い捨てて電話を切り速攻ブロック!その後ミホと祝杯をあげました。これまで住んでいたマンションは、家賃も高いし、ナオヤは実家に戻るだろうと話した後、新しいマンションは購入したものの、お父さんの思い出の詰まった家を売ってしまったことを、少し寂しく感じていました。
すると、ミホが「お父さんがシノブに教えてくれたんだよ。あの人たちと離れた方がいいよって」と言い、それを聞いて、「きっと、そうだね・・」と呟くと、「シノブ・・色々ありがとうね」お母さんがお礼の言葉を伝えました。

そして、「こっちこそ、変な人と結婚しちゃってごめん」とあやまると、「お父さん、上から見ててハラハラしたかしら」とお母さん。「うん。でも今は安心してくれてると思う」私がそう答えると、「まぁ全部すっきりしたし!こっから先はイイコトしかないでしょ」とミホが笑って言いました。

その頃ナオヤの家では。
「・・家建てられない」絶望しながらナオヤがそう言うと、「は?どうして?」と驚く義母。「離婚してた。シノブ」呆然と言うナオヤに、「離婚届勝手に書いたのって無効じゃないの?」と義姉も驚いて言いました。

「家建てないってシノブがごねた時に、離婚するぞって俺が記入して渡したやつ」ナオヤが呆然として答えると、「おま・・え」絶句する義父と、「じゃ、遺産は?遺産はどうなるの?」と諦めきれない義母に、「何も入らない」と棒読みで答えるナオヤは、

「シノブが本当に離婚すると思わなかった」そう言って「わぁああああ!!」と打ちひしがれるナオヤに、「嫁の躾もできなかったのか!?」と義父が言ったかと思うと、「家は?家はどうなるの?」とまだ言い続ける義母。そして「はぁ?自業自得じゃん。あーあ」と呆れる義姉に向かって、「どうしてくれるんだ。みんなのせいだぞ!」ナオヤが泣き叫ぶのでした。
お父さんの思い出が詰まった家を売ってしまったことを寂しく思うシノブさんに、「お父さんがシノブに教えてくれたんだよ。あの人たちと離れた方がいいよって」と慰めるミホさんに、「こっから先はイイコトしかないでしょ」と言われ心穏やかな気持ちになったシノブさん。対してナオヤさんは、実家に帰りシノブさんと離婚していたことを報告。元々自分が書いていた離婚届にシノブさんが署名して提出した離婚届はどうにもできず、「本当に離婚すると思わなかった!!」と泣き叫ぶナオヤさん、あーあ、シノブさんは遺産どうこうでなく、二人で生きていくことを考えていたのに・・本当欲の皮が張りすぎてしまいましたね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。
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