[30]お金回収夫|「会いたい」を口実に元妻の実家で爆食後に持ち帰りまで。図々しい元夫の魂胆が見えない

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前回のお話

誕生日にオサムさんに人気のレストランで婚約指輪をプレゼント&プロポーズされ結婚することにしたマホさんは、突然「投資した分の回収を始めたい」と言われて唖然。それから数か月後に妊娠が発覚すると、実は避妊具に穴を開けたと言われて絶句。数か月後、息子メグルくんを無事出産してワンオペ家事育児で大忙しのマホさんは、オサムさんに回収分約16万5千円を請求されオサムさんが帰宅した際、実家に帰ろうと思うとマホさんが提案するとオサムさんはニヤニヤ。離婚届にサインした後、荷物を持って帰ろうとするとクローゼットはほぼ空っぽ。でも全部処分してくれると言うと、目を輝かせるオサムさん。その後、役所で書類を提出し見事受理!ニヤリとしたマホさんは実家に帰り「オサムと離婚できた!」とお母さんに報告。ホッとした反面、「縁切りは慎重にしないと高額請求されかねない」と考え込みました。その頃オサムさんは、マホさんのクローゼットの前でニヤニヤ。その後、ライブ会場に行くと、受付で拒絶。何をしたのかもわからず、会場の外へ追い出されたオサムさんの姿が、SNSに晒されているのに気づき、愕然としSNSで擁護するも意味なし。何とか元を取らなければ!と躍起になるオサムさんは、空っぽの冷蔵庫を眺めながら、久しぶりの出社と面談にうんざり。そして当日。面談で育児のことをたずねられ、離婚することになったと報告すると、途端に怪しむ担当者。結局復帰を早めることになり、失敗したとため息をつくオサムさんは、空腹でお金もなく、「マホんちで夕飯食べさせてもらうかな」と思い立ち、すぐに電話したのでした。

1話目から読む

「食べたら帰るから送って」送迎食事付きで離婚した妻の家を訪問

面談の為、久しぶりに出社したオサムは、育休中に離婚することになったと報告。すると、育児をしていない育休取得者に怪しい視線を向ける担当者。結局復帰が早まり、離婚の話をギリギリにすればよかったと後悔。空腹なのにお金がない状況になったオサムは、「マホの家で夕飯食べさせてもらおう」と張り切って電話をかけました。

オサムからの電話を受けた私。「断りたいけど・・冷たくしたらキレて、無茶苦茶な理由でお金請求してくるかもしれないしなぁ~・・。めんどくさ・・」そう思いながら、「わかった・・迎えに行くね・・」と舌打ちしながら答えると、「ありがとう!」と嬉しそうなオサム。仕方なく車を出して迎えに行くことに。

そして家にやって来たオサムは、「こんな夕飯時にごめんね~。どうしてもマホとメグルの顔が見たくなってさ~」そう言いながら、お母さんの方をチラチラ見ていて、思わず無言になる私。すると、「いてもたってもいられなくて、夕飯食べることも忘れちゃってさ~」そう言いながらもやっぱりお母さんをチラチラ。
すると、「じゃあオサムくん、夕飯食べてく?」とお母さんが言うと、

「あっ!はい!ぜひ~」と待ってましたとばかりに返事をするオサムは、お母さんが用意した夕飯を、こちらが引くほど、バクバクと食べ始めました。

すると、「あの~。これって持ち帰ってもいいですか?」と言い出し、「え?あっ大丈夫よ。準備するわね」とお母さんが言うと、「お願いします。すごくおいしくて」と返事をするオサムは、「今度からマホとメグルに会いに来るためにちょくちょく来ますね!」と言い出して、「え!?」とビックリ!

私の声を聞いて、「なになに?どうして驚くの?」と言うオサムに、「そんなこと今までなかったのに・・何かあった?」私がそう聞くと、「いや何もないけど?あとさー、食べたら帰るから送って」平然と言うオサムに言葉を失ってしまいました。

オサムさんからこれからメグルに会いに行くと電話があり、断りたくてもまたお金を請求されるかも!?と思い迎えに行くことにしたマホさん。家にやって来たオサムさんは、メグルくんを見た後で、お母さんの方をチラチラ。夕飯をせがむような姿を見て夕飯を出すと、思いっきりバクバクと食べた上に、食べ終わったら送ってとマホさんに言う調子の良いオサムさん、きっとどこかで大きなバチが当たると思いますよ。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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